ポケットに脳のケロイド入れたまま学生被って講義受けるよ
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ぱちぱちとパズルのピース埋まるよに 積み重ねれば見える景色も
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朝ごとに「君に会えた」と思うでしょ? 会社に眠る我がサンダルは
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妹から ごろごろ立派なメークイン 十勝の恵み 今宵はポトフに
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朝の街靴片方がすやすやと酷使の時を癒してるのか
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爪先と踵で景色違うからたまには前を見たいの私
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待ってるね君に履かれることだけを「ガラスの靴」は陽に煌めいて
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老いるわれリハビリジムに望みわきかたい日々にもこころほぐるる
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疲れたときみが言うなら休もうか 身を削りつつ私を包む
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合う靴がなかなかなくて探してる王子のごとく貴方はどこに
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(俺なんて濡れてばっかり味気ない)そう思ってる?長靴くんは
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遠巻きの まん丸月の 西の空 散財してる ワテを止めたれ
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朝おきて 口ゆすぐ水 だんだんと 冷たくなりて冬の訪れ
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南武線 あなたを乗せて走り出す どこに向かうか知らないままで
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28 完全数の友だちを不完全にして約束をする
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パプリカを歌い見上げる冬の空ひとつ飛行機東へとゆく
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キリン買う私とアサヒを買う君とラムレーズンは貴方にあげる
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あんなにも褒めてくれたのにもうきっと会えないんだね まあそうだよね
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思ひける人なき身こそわびしけれ 師赱しはすの街のもみを見るだに
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ブレもせず まっすぐ育ったじねんじょに あやかりたいと旨味噛みしめ
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振り向けば誰もいないが肩越しに鏡に映る見知らない顔
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もんもんと胸塞ぎたる鬱の日は 金子みすずの詩を朗読してみる
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取り急ぎ葺かれし屋根に雪つもり新築現場は冬ごもりのてい
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好きなものたくさんあったあの頃と 全く違う鏡の自分
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山にある 草や木や虫、動物の 幾千万の物語たち
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人生で忘れたいこと三つあり 心の奥に静かに眠らす
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節約を生業なりわいにして暮らすこともっと早くに知ればよかった❗
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真夜中のベッドの中の自由区で 指折りつくる 歌の愛しさ
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幸せは小さいものと知った日に飛行機雲は空に弧を描く
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味付けは勘だけ頼り 肉じゃがは 芋も家族も笑顔にしたり
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