住む人のいぬ庭に咲くスズランを私の庭へ転居を決める
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この俺を何か喜ばせてほしい 帰路はかろうじて各駅に乗る
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まさぐれど 見つからざりし 家の鍵 夏に消えゆく 花火と共に
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ほんとうの大事な感情気に留めてシャッターボタンはあえて押さずに
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役立たぬ知識の裏で安堵する私を見てる確かな私
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雨の日に辛くて寝込む人たちを見て安心して毛布へ沈む
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忘れたいことならどうか夢に出ずそのまま墓場の土の奥まで
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反射的いいねすごいねその言葉引っ掛かってる心にごめん
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月一のゴルフ目掛ける台風に「スライスしろ」と仲間と念ず
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願わくば 悩み給ふな 悩むなら 僕まで悩む 一緒に並ぶ
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慣れぬ手で 作りし台は 歪みけり ヒノキの香して まあ良しとする
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幸せは歩いてこないと聞いたけど  じゃあなにでくるのと ワクワクして待つ
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スワイプを 止めた親指 憎らしく ベッドに投げつけ 私は何を。
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ウィスキーグラスにポトンと落としたい純白無比のスノーボールアース
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転職 どこを見ても転職 夢見るおとなじゃいられないのか
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応援歌 背中を押すというけれど 急に押されても 迷惑なだけ
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鼻唄を台無しにする君の名は 十年目の縦型洗濯機
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ねこたちは 連れ立ち廊下にお散歩に 探検すんだら 戻っておいで
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吐くような 白い恋益 赤く染め 心の底の 穴から落つる
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高校に行けなかった朝に蔑視と笑みと現実見ろといふ言葉
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18時半の夕空明るくて 人生全てを一瞬許す
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僕じゃない人が写した君のその眩い笑顔に少し妬いてる
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月曜日今日はなにもしなかった涙が耳に入って気持ち悪い
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春日部の高層ビルにいるおばけ 二千五十年からの使者らしいよ
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よく乖離しておりただ踝の蒼くなった部分を見ているだけ
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はく人のいないベビーシューズ まだ捨てられぬわたしの母
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それよりももうひとつ奥、あのひとを隠したより奥へ連れて行って
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おんなに殺されたいショートヘア巨乳太ましいひとに馬乗りで
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頂いたメロンの皮までギリギリを攻めて食べてる貧乏性
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諦めたいときに限って調子よく 使いたいのにやる気ないきみ
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