人生を今振り返る 恋してる自分が1番好きだったな
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カーテンも防ぎきれない太陽で我がゴミ屋敷は薄く茶色
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Utakataのただそれだけの縁だけど あえると嬉しいただただ嬉しい
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頑張れも いいねもくれる 君だけど 「好き」は嘘でも 言ってくれない
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明日あしたから息子かれは東へわれ西へ ひとり留守番あなたはルンルン
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ツイッターでdisってばかりのあの人がとても優しい歌を詠んでた
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最近の真鯉の家族も少子化で屋根より低く肩身も狭く
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懺悔とかそういう類いのものばっか可愛がっててこの有様だ
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大空で微分積分解くように飛行機雲が交点つくる
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お茶会に遅れそうなの良人おっとには大きな犀のお守りをさせて
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大型のオクシモロンに襲われて音楽祭に音声が消ゆ
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君ならば地獄におちてもきっと三秒ルールで生きのびるだろう
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「また逢える」それならも少し生きなきゃな 一歩一歩前向きながら
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わが目には瓶も十字架クロスに見えにけり すべてを暴け In vino veritas.
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右あしの指のさきから遠浅の波音が呼ぶ妄想をする
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無情緒の裏に情緒の蝶々飛ぶ。花は紅 柳は緑
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草津行き 下り特急 中見ると すべて満席 五月連休
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朝の駅 ホームで香る 日焼け止め 五月であるが 夏遠からじ
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荒波に舟は呑まれる明け方の命ひとつを四捨五入して
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HARIBOみたいな髪色が並ぶセブンのカフェラテ在庫は僅少
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整えた小さき公園そばに建つ廃屋となれり老人施設
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また会おうかしまし列車神戸行き あかしまなざしすまして進め
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婆ちゃんはクレンジングと洗顔が一度に出来るの欲しいんだって
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「ちょっとだけハグしてもいい?」君のいう ちょっとはとても強くあたたか
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透けている器としての仕事終え光り輝く片と死す/瓶
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桃2個をTシャツの中に入れました。みたいなおっぱい、夏へ向かって
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ただゲノム🧬劣化してるだけなのにウザい。全身脱毛しててもモサい
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夜行バス降り立ち僕を見つめる目 一晩泣き続けた、そんな目
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ふざけつつ君に好きを告げてみる からかいに溶く本気の気持ち
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ヘイばあちゃん。年金暮らしのその金で、ひひ孫の未来を変えてみいひん?
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