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流行歌 推しの気持ちに重ねては 分かるよ つらい恋だったよね
3
歌を読む また僕たちは 歌を詠む ひとの孤独と 寄り合う場所で
11
百均の造花を一輪 挿した部屋 独りきりでも水いらずの日々
9
おセンチを笑わないでよ きっと多分 誰の頭の中にもあるもの
4
まったりと夫は今日から十連休 来たる老後の訓練とする
17
さようなら。蛙化現象、その言葉 「死亡保障は元取れないの?」(生保勤務短歌)
5
体調は季節の境にゆらゆらし 治まる頃に次の境目
10
玄関にあちこち転がるライムグリーン 立ち入り禁止のハッカスプレー
5
君はもう好きになりかけてるらしい 十六の春、始まりは…恋
8
働かぬ君の言い訳働けぬ 一字違いを二十年待つ
5
膝痛のコサックダンス想像す つらい痛みもちょっと笑える
15
朝遅く 昼には早い 十時半 卵落とした チキンラーメン
14
玉ねぎの根を切り落とす色が変
天地
(
てんち
)
張り見てハズレを当てる
11
家
(
や
)
の
軒
(
のき
)
に
巢
(
す
)
くふ
燕
(
つばくら
)
わたり
來
(
こ
)
す にほてる
冲
(
おき
)
の
廣
(
ひろ
)
き
海原
(
うなはら
)
7
散歩道いつも会う
女性
(
ひと
)
サングラス外して現わる優しい笑顔
11
貴方から借りっぱなしのボールペン 持ち帰ってる 何をしようか
6
鮮烈な強さを放つ光より豆電球のみめよいあかり
4
カフェオレとクロワッサンの朝食と横に転がる昨日の空き缶
9
白靄に黄色い朝の太陽は またさようなら寒い冬の夜
5
ビールフェス
会場
(
ばしょ
)
に誤解がありにけり お流れとなり いと口惜しし
9
連休の初日の空を埋め尽くす 雲は私の心に似ている
7
牛乳を200ミリずつ計らずに 五等分した達成感なり
13
雨の朝 ちま猫ちゃんは おげんきよ はしりまわって おといれせんげん「ニャーン」「おといれいくよ!」
8
不景気と ぼやいて嘆く 人に問う 好景気など いつから来ない
6
物価高 我が薄給に 堪えたり 五月連休 今年も出社
5
去来する思いと伴に新聞のおくやみ欄を写真に収め
8
パパの作る麦茶おいしい君が云う分かつているねこれはお湯出し
9
そこここに のろはなのさぶ ややゆえり ようようさした よさささたされ
3
書き換えた記憶の数が多いほど残る想いの美しさ知る
10
春眠は暁覚えずそのままにゴロゴロとする布団は雲よ
7
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