ひさかたの天の川瀬や氷るらむ冴えのみ増さる冬の月影
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満ちている人には短歌うたはいらないね カレの短歌が心にささった
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寒空に たなびき揺れる 徒花の 風に歌うは フランスの詩
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吹雪する三輪の山本来て見れば印の杉に靡く木綿垂ゆふしで
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こちら側のどこからでも切れますの字の 成功率イコール人生
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杣道も絶えて幾日ぞ暁の山轟かす松の雪折れ
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ちょこちょこと並んで歩くセキレイに速度合わせる日なたの散歩
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更年期という手袋をはめつつ冷え性という靴下も履く
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朝焼けの空に紅いろ雲ふわり 捨てたのぞみを手まねきしてる
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旧式の餅つき機の音恒例に重い瞼に朝日が眩し
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みかん箱 入ってる猫の絵文字みて そういやうちにも そのとおりのねこ(笑)
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ラップ在庫 三つ並べて良しとする 一つめカラカラ言いはじめたから>ライフ三が日休み
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夢のなか 会心の短歌うたできたけど ひとつも覚えていないの残念
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小掃除と呼べる程度のものだってやるだけやったと気が済んだから
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憐憫を 覚える心 持ちてなお 人は人なり 物ではあらず
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死をもって 証固める 聖人に 近づきてなお 千里も先に
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恐怖より 夢想するべし 人間は そんな強くは なれぬが承知
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時という 現実世界 怖ろしく 死は近づきて いかんともせず
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太古より 憂さを忘れて 飛び回り 明日を思わず 呑気に歌う
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現実を 逃げる手立ては 数ありて 最良なるは 芸術なりや
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心理学 学んでみれば ストレスを 逃避する癖 我が身に見たり
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現実の 世界は遠く 心から 離れていても 敢然と立つ
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人生が いまだわからず 年取りて これでいいのか いまだわからず
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二男キミ毎年いつも2時間かけて風呂掃除 ご褒美もちろん二男キミ一番風呂
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たつとし可愛いがらの年賀状 必ず手書きの挨拶添えて
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春風を 待って桜が 満開に なる頃君に 別れ告げよう
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いつの頃食わなくなったウエハースキットカットを食みつつ思う
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朝まだきあかりの家のあちこちに 通院の闇ほのかに照らす
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ほっとけば 不幸に流る 一族に 手を延べるほど 器量もなくて/ 歳末
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正月に希望の休み取れないと愚痴るパートの声だけ響く
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