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今日もまた電車が来るたび人の波山際の街の不吉な広場
7
ビル街でこっちのほうが近道とあなたの澄んだ声に惹かれて
9
のろくとも牛の如くに一步づつ前に運べば至る桃源
5
最上川河口の中洲に白鳥は群れなし降りくる黄昏時に
5
最初から大人でしたというような 顔をしながら品川の昼
7
満員の地下鉄スマホ乗せ走る 君とわたしの抜け殻置いて
6
赤靴−はぁいてた−おんなの子 そのごは知らない波止場に時雨
2
我が母は刈田のあとの
田螺
(
たにし
)
とり殻剥き味付け飯台飾る
7
実は食し根は掘り上げ煎じ薬 秋を色どるからす瓜の紅
5
手帳書く文字がぼやけて見えてくる 不便さを知りひとつため息
6
カメムシの季節よ早く過ぎ去って 外干ししたい時もあるのよ
8
あんよ同士 そっとくっつけ 窓辺のねこ ふたり長々と 野性とは何
7
ホットミルク 妙に熱くなる時がある レンジが古いか 妖精のイタズラ
6
1
人待つ 感応式の信号は 気づかぬフリか 一息つけと
15
液化から戻りし猫の毛繕いその足ピンと良さげに伸ばして
12
ケニアより 来たる深紅の バラ一輪
花宅配
(
たくはい
)
を経て 我が家にて咲く
12
新聞に載ってる人を緑にしみんなハルクにしていく塗り絵
6
ディッシャーで えぐって丸めた心です 苦味を消して 差し出しました
9
鞦韆
(
ブランコ
)
は 秋の乗り物 孫揺れて 砂場の横に 長き綱影
8
朝夕
(
ぢょうじゃく
)
に
長夜
(
ぢょうや
)
はわずか
調伏
(
ぢょうぶく
)
され
地府
(
ぢふ
)
の閻魔は
帙簀
(
ぢす
)
をひらいて
6
産み生まれ どこに感謝を すれば良い 四十億年 生きてる魂
15
この体全部使っていいからあなたが死ねない理由にしたい
5
指先が震えてるって伝わるよ君の瞳の運河がひらく
14
いなくなればいいと思うがいなくなればそれも大変ボケた姑
8
0
自白する罪がないのが残念に思えるような断崖の
縁
(
ふち
)
10
風寒しカサブランカの球根をすれ違う夫と深く植え込む
10
ミステリー読む友達に犯人を教えてあげる親切なわたし
6
人間に溶け込むために百均でハロウィングッズ買ってるお化け
9
足音とドアを閉める音 怒鳴り声 すべての音に殺されて死ぬ
6
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