嘘つきと言われたとしてぼくだって知らなかったさ、君との別離
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改札を出る手前で指を解く こんな女に育ちました
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君のくちの中をころがる飴になり やがて砕かれ ジ・エンド
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ささくれが 疲れたよーと言っている はいはいお疲れ クリーム塗ろうか
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色水を 吸って色付く かすみ草 青きヒロイン 戸惑い隠し
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寒くなったので、君を思い出しました。そんなこと言われたって さあ
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吐く息とともに漏れる「めんどくさ〜」朝練へゆく午前五時
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にぎはひて 錦秋きんしうなりし龍田山たつたやま 吹き立つ風に色葉いろは散りなむ
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聴く神は かなうる神は 有りや無しや ただ我ら祈り続けむ/ 遠き地の戦争
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旦那さんと離婚したの?と尋ねられ結弦くんより驚かれちゃう
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久しぶり外科の主治医を見た今日は老けた気がした白衣のすき間
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黒黒桃 黄色紫 青赤黒 オセロだったら年中█
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名にし負へば しづく影見ゆうつぶきて 思ひるらむ金盞香きんせんくわさく
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雲ひとつ 無い青空に 呼び掛ける 「私は今日まで 生きて来ました」
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はじめての恋は私を戸惑わせダイアリーには長い恋文
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リアルでは居場所はなくて死にたくて 安定しないネットに生きる
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霜月の終わりはこんなだったかと訝りつつも晴天享受す
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昨日今日 区別がつかぬ1日も 違う誰かの 忘れ得ぬ日に
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この感じ津波の時と似ているかJアラートの発令の夜
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ゆずもぎり マーマレードの したじゅんび タワシでこする ゆずの香とびちる
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いがいにも 聴力つかう 料調理 やさいは炒めすぎ みそ汁 沸騰
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恋愛の 方程式に従うも 意図せぬ答えルート迷走   
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赤い実がたわわに枝垂る謎の木は トキワサンザシ と Googleレンズ
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寒冷が 空を冷やして 雲高く あお澄むほどに 秋は深まり
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グーグルに仕組まれていた選択肢気に食わないが必然にする
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着流しの筒井康隆健在で思考の欠片生前贈与
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死ぬまでに何冊本を読めるやら己のために使う脳味噌
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来し方を客観視して我が身さへセルフナッジで現在いまを励ます
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立冬の東の空に浮かびたる眉月の下に明けの明星
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小菊咲く立冬の庭にサルビアは種散らしつつ咲き続けをり
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