絶品の望月にひかれ外に出ず君みるだろう哥を巡らせ
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ポイ活と短歌が今の趣味となり 節約もできてお得な気分
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こんなこと考えてもみなかった 思いがけない稲妻落ちる
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Utakataうたかたと 短歌はじめて 一ヶ月 ことあるごとに 文字数もじすうかぞえ
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悪行と言えば夜中にラーメンを食べることだと言う君でいて
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しかも雨 降ってきたけど 運動会 どうなるのか? 延期は困る
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運動会 結局行けず家にいる お兄ちゃんのは行きたいんだけど
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罪のない記憶の乱れに惑う義姉あねの陽気な笑顔も消え失せにけり
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月を見て綺麗と言うたび千年も前の誰かに接続している
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何もない 虚しさだけが残る今 距離をおくしか方法知らず
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ただ好きだ それだけあればよかったの ただそれだけが伝わらなかった
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水槽の底から月を見上げればまっさかさまに夜に落ちてく
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よく見れば いつもより白くデカい月 コンビニで買った甘味を添えて
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この血などくれてやるから真夜中に不快な羽音で起こすなよ蚊め!
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月とのみすむ深山辺みやまべは栗の実の落つる音にも驚かれつつ
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「何もかも一緒にやるのはやめなさい」分かりましたと素直に応じる
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「良質な睡眠をとることにハマれ」君に言われてハイと答える
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'р'と書きルルルと発音する記号それと気づかれぬような口付け
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「もうだめだ」この世の終わりのような夜 眠ればすべて忘れるほどの
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君はいまどんな香りのなか眠る私はベタに金木犀です
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永遠はこの世に存在しないらしい600キロの距離は永遠
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「触れないでください」とある展示物 言うなれば君の身体はそれだ
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「月がきれい」「月がきれいだ」と繰り返す 月に向かって石を投げ込む
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「ご冥福をお祈りします」そんなにも汚いものを払うかのように
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猫用のお月見団子 盲点だ そのレシピ一昨日載せておいてよ>ネット記事
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蚊の羽音 痒みで目覚める丑三つの窓辺明るき満月の夜
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「残業」は送迎夕飯風呂寝かしつけ全て回避できる特権
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保育園でお団子食べたと聞き気付く手繋ぎの帰路月はどこかな
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夜道にて 虫の音ひびく 深夜過ぎ 月明かりって 明るいんだね
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とめどなく 雫滴り 落ちる時 心の霧が 静かに晴れゆく
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