動かせて装着できる人形はお菓子売り場で売るなよ・・・高い
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月曜日 センターラインを踏み越えて警告音も無視してすすめ
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冬の木が落とした影の一枝となって静まる黒い手袋
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雀蜂は怖い雀の顔も怖いすずめはさほど怖くない
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やっちゃえばいいとわかっていながらもできない自分もまあまあ好きだ
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プログラムタイピングする君の横 心地よい音 寝てもいいかな
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好きだけど 憎くもあって 複雑なこんな感情 燃えるごみの日
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才能と呼べば容易い頂に、まじで容易い奴が居るなり
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綿のような羽毛だ雀 おいで、雀 チチチ おいで
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お役に立ちませんでにそうでしたねと返されるニュートラルな日々
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だれもいないところに立つとまだ一人いるのが邪魔に見えてくるもの
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出会うべき情熱の火には出逢えたかい。後悔こそが僕らの母だよ
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泳げ君 非力な手足で時を掻き、鯨の唄にまた出会うまで
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20分後には出ていく夜行バス右手にバック左手に君
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傾いたOrionの上アルテミス重なってまた離れてく月
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お嬢ちゃんこりゃおしゃかだよって言われ眉八の字にして嬢ちゃんは
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ゆきうさぎ、君は頭を撫でられて苦笑いしてとろけていった
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手袋をやさしく解く この先も大きくなれるあなたの為に
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安酒で酔っぱらうのが楽しくて、明日死んでも君といたいな
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一粒が文字の砂丘を越えてゆく砂漠の空に満ちてゆく月
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小春日の部屋の掃除は深夜まで そうだ今日は昼寝したんだ
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釣り堀ができた日父に釣り堀ができた話を眠るまでした
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信じよう 僕がそうだと言わずとも あいつはきっと わかってるから
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不満とか 自分次第とわかったら 人に優しく なれる気がした
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吐く息に逃げてく熱を感じてる俯かず見る灰色の空
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鏡前 墨汁滲んだむくみ顔  ぱしゃと水かけ あゝ、月曜日!
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難しい「なかなか」上手くいかないの「なかなか」がかなりの「なかなか」だ
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今の夢、最悪だった、サメも出た。それでもグッドモーニングジャパン。
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なあ、さくら 君がローラースケートで風を切る音、今もあざやか
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人類がのさばる限り終わらないシットコム僕はビスを演じる
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