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ペンを取り大学ノートとにらめっこ柔く線引き似顔絵を描く/今日の恋歌③
9
カセットに生録し合いラジオ模しDJごっこ小六の冬
7
あの人の笑顔ばかりに気を取られ心ときめき座して学べず/今日の恋歌②
11
会うたびに 歳と白髪に シワも増え
数年後
(
すうねんご
)
かな また会いましょう
9
あの人がまたもや夢に
出
(
い
)
でまして三度目なると明らかに恋/今日の恋歌①
11
小屋裏の換気フィルター交換す動けるうちの家長の仕事/9/22
8
子の頭撫でる仕草でモップ掛け埃だらけの床も愛しい/9/22
7
剣友は網膜剥離を克服し錬士六段一発で取り/9/22
7
午後三時 朝のご褒美 ほしたての羽毛布団をぽみぽみとする
11
「どうしてる?」「元気してるよ。霞とか天ぷらにして塩で食べてる」
7
秋空の風にゆらゆら揺れるコスモス時を忘れて眼が立ち止まる
4
秋空の呟く風にコスモスが応えて謡う愛の囁き
9
節制もそろそろ飽きたよ 採血が済んだら帰りはビールフェスなり>ファミマのテイクアウトだけど
14
ギャップ萌えそんな言葉の意味を知る笑う陽キャの俺冬が好き
7
砂の城 潮が満ちれば 崩れると 気づいた吾子が 水際で泣く
21
言霊の幸ふ国に聞き飽きる 美辞も麗句も誹謗も揶揄も
3
体力が枯れたる夕べの帰り道 風の涼しさだけが味方に
9
時間なく追われる日々に息切らし 夢見る夜もあっという間に
7
愛猫よ、君の隣で百万回泣いた後に眠りたい。叶わぬのなら猫股になれ
4
一枚のハンカチだけじゃ寂しさを吸収しきることは無理です
14
今しがた熊だった雲鳩となり龍神になって秋空駆ける
15
逢魔時、新興宗教の勧誘にずいずい勧誘し返すおばちゃん
7
スマホ持ちパソコン打って利便さを追えば不便の荒波かぶり
10
窓開ける涼風いっぱい吸い込んで言葉を持たぬ秋の様々
18
野菜からまずは食べろと教えられ入院食を思い出す園
7
食育を少し離れて見守つて年少組のドアマンと化す
5
見慣れてた年長組の子どもらは小さくもあり大きくもあり
7
折り紙に指一本で糊のばし箸が始まる三歳クラス
6
道端で背中のばしてひと休み ひとすじの風頬を冷やしぬ
16
扇風機しまう代わりにヒーターのお出まし しばし待機されたし
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