師と呼べる方はあなただけでいい、破門と言われてもあなただけ
3
どうして大切なことはいち早く綺麗に忘れてしまうんだろう
1
‪ガラス玉だってあなたがつけたならどんな石よりきらきら光る‬
1
宇宙船ニュートラム号から見てるきっと世界一眩しい朝日
0
育ちって細かいとこに出るでしょうたとえば傘をどう閉じるとか
0
寂しいと思うときには息をするまだ心臓が呼吸している
3
傲慢なわたくしは今闘っている何といふ難事自意識
1
のりつぎの駅にわかるるゆふまぐれ領布ひれ振るひとのとほざかりゆく
0
「貴方だけ連れて行くよ」と君の云う その愛ステキだそのままで良いよ
0
何もかも後の祭りだ分かってる、けれど思いは巡り巡って
0
もうじき あと二月で年の暮れ、こうしてふんわり月日重ねて
1
嫌になる可能性あることからは逃げる幸せだけを味わう
1
なにをそう我慢することがあるのだと身じろぎもせぬ影に問えども
3
沈む陽にそのへんにある石ころや土くれでさえかけがえのない
3
散り敷いてこがねのいろに染まる道きんもくせいも恋もをはりぬ
4
わが母に切ってもらった髪の毛がばさりばさりと捨てられていく
0
暗闇でフリスピーをキャッチする夜の公園犬絶好調
2
可愛さはそこに詰まっているのかな同じの探すために写メ撮る
0
可愛さはそこに詰まっているのかな同じリュックをあとで探そう
3
もうすこしいつしよにゐたいな ささやいてうつむくひとのまつげのながき
3
どうでもいい本当にどうでもいいはずの思い出が消えてくれない・・・
2
道の駅見知らぬ花が売られてる値札に名前ホトトギスとある
4
かれはてて花たちばなのかげもなし行方しらせよ秋のやまかぜ
3
次々と消えてく明かり我々の命とおなじ手軽さである
3
うら寂しい香りの風に揺られるは我が頬撫でる白き箒か
1
火曜日の夜に 酔ひ伏す 人にふる 金木犀キンモクセイのかほり  無下かな
1
名も知らぬ花をあだ名で呼ぶ君と僕とで作るノアの方舟
6
男郎花ぐったり下がりヨコ見れば 真っ直ぐ育ち恋の勝ち負け
0
街灯に滲む夜 手を伸ばしてつかむ夜 寄る辺なくよるに
1
ふやふやと眠気はどこへ行ったかな あんなに仲良くしていたものを
1