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孵らないたまごをじっとあたためる わたしの好きはそんなだったよ
14
イヤホンのサイズが合わない違和感は幼き頃の靴に似ていた
12
お母さん産んでくれてありがとね だからあの夏貴方に出逢えた
14
塔の中 人類の進歩と調和 語り継ぐ 生命の樹の 聳え立ちたる
11
誕生日祝われるより空にいる 母に感謝を伝える日であり
20
久々に食したチキンラーメンの塩分量は吾の敵也/でも美味かった
8
......結局は消耗するの。君の夢は 消えてしまって....意味がなかった。
3
イヤホンのサイズが合わない違和感と似ている何かが思い出せない
10
あなたのその錆びたペンチとでも契れる私の鎖 愛します
5
三錠半々なんかで正常に戻るわけないのに 雲の隙間
3
屍の語る夢には 少しの夢と一抹の
空
(
くう
)
4
同居も誓いも契りもいらないからお話ししていよう これからも
3
子供へ。母ですが、一人の素敵な人間としても見てください。
5
何だっけ、ほら、アブラージュみたいなやつ。 アミラーゼのこと? 違うかも。
3
こんもりと一鉢分の陽だまりを赤い小菊は盛り付けており
11
傷ついてボコボコになったシェアカーに 地域の治安感じるわたし
9
人間はまっすぐ立っているものだ(たとえ地軸が傾いてても)
6
生々とかつての私
其処此処
(
そこここ
)
に未来の私
彼処
(
かしこ
)
に生きて
6
今川焼き今か今かと鉄板の フタを見ている処女の如くに
7
電線の隙間に掛かってしまいそな 低空に出ず細き三日月
17
さむさきて おもわずてにす ぶりのあら ひさかたなので だいこんかたい
22
外に出て 遊んで疲れ 家帰り 風呂に入って 寝る幸せ
10
本棚をブックシェルフとよぶ君のブックシェルフに風の在りかは
4
5年愛 終わり迎えし我が頬を 風が先行く信号待ちで
10
傾げたる かしら巡らし かつ見れば はしぶとからす 斜にかまえる
9
着飾った 変な顔の 厚化粧 ほんとの顔は 神のみぞ知る
8
サボテンは鉢と分けたら可燃ゴミかなあ ずっとあの夏が来なかったせいだよ
5
自転車のかごに入れられやってきて小さな庭で割られるスイカ
6
酔いざましの水がゆっくり喉を過ぎ夜が明けるころ別れを切り出す
3
軽トラの荷台に積まれた扇風機冬風に吹かれ夢から覚める
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