弟の新生活を待ち侘びてやっときた春どこまでも行け
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夜に行くスーパーで見る割引シール 売れ残りの烙印 自分を見るよう
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切り裂いた朝日の中身は空っぽだ なんだよ希望は外面だけかよ
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このへんに一つの線がありまして僕はいつも選ばれない側
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なくしもの探していますこのために生きてきたのかと思える瞬間とき
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「さようならまた遊ぼうねまた明日」もうn回目の君との別れ
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震える手押さえて落ち着くためだから Mary Janeに飲み込まれてく
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買い物に連れて行くよと来たむすめ買った食材ペロリと帰る
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嘘だろとチャンネル戻し見直せば捕まるあの子は今も麗し
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マイカーが必需品でも高級品。保護生活の足は痛くて
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紫陽花を一緒に見に行きたかったな 別に貴方じゃなくてもいいけど
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「夢じゃないよね?夢だったら虚しいな」そう思うとき目覚めてしまった
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交差点やはりと後ろを振り返りただ一人手を合わせしゃがみ込む
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昼間から常連さんに囲まれて笑うオーナー酒と人情
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『三略』に「柔よく剛を制す」なる真理があった 歴史はめぐる
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投げたとて尖ってないと刺さらない。やじりの先も音も言葉も
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揺れている水面みなもを底はつゆ知らず。まるで人間社会の縮図
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夏になったら会えるの 淡い期待はアイスクリームに溶かし込む
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あなたのために生きてたのに急に消えたから 待つことしか出来ず
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貴女を探す度に傷つくのは 貴方がいるだけで涙が出る
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水色の 空に白色 薄い雲 梅雨であること 忘れるような
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対等に夫と会話する息子 時の流れが少しせつない
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個性的じゃない天然でもない 私はズレてる一本線
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ずるいよな星の光は残るのに俺等は所詮消し炭なんだぜ
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「あああ。あなた、仕合せは外から?」私もこんな葉書が欲しい
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手を引くな行き着く先はパライソだ お前は行けても俺は行けない
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君だけが私の世界そのもので ただまっすぐにその日を生きてた
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下敷きに手書きで書いた歌詞はさむ 必死で覚えるキミの好きな曲
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もう後に退けぬと喉に巻きつける 銀の鎖と、ブラックコーヒー
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さみしい と血反吐を吐いて書き付けた歌や絵でさえ 空に消えてく
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