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板の間を裸足で過ごす生活で 床の掃除を丁寧にする
9
同じ土同じ肥料で育つ芋 それでも同じ形は出来ない
15
優先席二回も譲られ改めて鏡で見たら ああ、やっぱりか
20
やっぱり呪われていた初デート九十歳まで共にいるとは
11
いつまでも落ち込んでても仕方ない 立ち直っても仕方がないだろ
4
土日明けはちゃんとします今日だけは 全責任から逃れるために
5
限界で お金払ってハグされて 知らない人なのが救いです
8
むよくだと うそぶくこころに うずまくよく きづかぬふりで 「欲?」クヨクヨ
5
ラララララ〜「ラ」の字で押し切る短歌読む 頭の中でリピート再生
11
消防の広報車告ぐ「火の用心」 雨待つ紫陽花咲きこぼるるに
12
よろろそろ のろろるふふね やかかとに こここそこころ れれりるるれり
3
起きられず昼食になる 朝食が わが
猫
(
こ
)
のおひるは 先にやりました
10
虫退治 潰す一瞬 罪悪感 ちいさくたって
生命
(
いのち
)
なのにね(蚊は別)
24
「これなあに?」問う炊飯器に「ケーキだよ」 答えてスイッチ後はお任せ
7
寝ぼけつつ適当に混ぜたケーキ炊く 休日の昼は少し特別
5
クリスマスツリーの代わりにお雛様お盆におせち食べてもいいがね
7
休みの日娘とグミ食べてドラマ見るよなのんびり時間
7
休んだ分周りの時間は進行し取り戻せぬよう怯える毎日
6
仕事・家事・育児しながら趣味までも 幻の如き過去の分身
13
本日は 娘の
市民オーケストラ
(
オケ
)
の 演奏会
娘の
(
ひとの
)
演奏 気楽でワクワク
13
カナブンと新芽喰われた
紫陽花
(
あじさい
)
と思い出させるカメムシな年
14
役割で呼ばれることの荷を下ろし自分のままを生きたし今ぞ
19
ポイ活も掃除も抜かりない彼の 花瓶の数だけ覚えぬ手土産
9
午前五時われの目覚めの時知るや夜具に
入り込む
(
いりこむ
)
猫のぬくもり
15
亡母
(
はは
)
の年とうに追い越し詮無きは あなたの古希や米寿を見たかった
12
痛すぎて触れない傷赤赤と一緒に暮らそう忘れる日まで
13
母親を叱りつけては悪業を増やしてるなと西の空見る
14
カップ麺スープひとくちきっとこの中途半端が正解だつた
11
背徳の塩とカロリー八百円朝ラーメンに行こうか迷ふ
6
紙の
端
(
は
)
で斬られてこぼれた血の赤で ことさら強く生を感じる
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