Utakata
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ぐる子
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最近カフェオレなら飲めるようになりました
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思い出す土曜はいつも晴れていて なのに君の顔だけ おもい だせなく
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「てか明日、地球最後の日だってさ」ハートに折られたメモを隣へ
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「ぬばたまの」が夜の枕詞なら私の場合は「きらりらの」にして
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私にも使える魔法がひとつだけ薄い瞼に「よい夢を」とキス
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植物は見かけるだけでいい 育てると恋と同じですぐ枯れるから
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無意識に死なないっておもってる つぼみの多い桜の枝買って
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誰よりも春の風を待っていた 四月はじまりの日記みたいに
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誰のものでもない自分を照らしてる誰のものでもない月光
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DAMチャンネルだけが響く狭い部屋 クリームソーダと気まずさを飲む
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はつこいの人の誕生日をいれて開くスマホに君の寝顔が
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いち、にい、さん ワルツのリズムで近付くと猫も君も逃げずに留まる
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勝手に思い出なんかにするなよ 滲む街灯へたくそなラララ
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ニトリにも無印にも置いてない君の右側似てる枕は
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珈琲が飲めない私にはカフェモカ後のキスも苦すぎ
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二時間後雨の国へと降り立つ予定キャビンの中は蜜柑の香り
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花束を貰った人になりたくてもらった薔薇はすぐに枯らした
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さよならを預け荷物に潜ませて定刻遅れの飛行機を待つ
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たとえ遠くともそこで光れ 僕達なりのラグランジュポイント
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濁っても水面は光り水流は永遠の向こうがわまで続く
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明日には他人に戻る日の夜の風呂の温度は少し熱くて
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もういいと顔を覆った夜でさえフープピアスはきらきら揺れて
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風が止むその一瞬の静寂に (I’ll be there) 踵を鳴らす
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ストロベリー・ナイト・ケイクス 君の頼みでも一緒には死ねない
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私から私に向けての通知表 よく頑張ったねのいちごタルト
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私だけ見える七色 麓まで尾を振る君とふたり駆け出す
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ポケットを叩けば出てくるようなそんな「好き」なら食べたくないな
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テーブルの真ん中には剥き出しの君からの愛今日は梨味
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眩しくてまともに顔が見れないよ 真白の中で君の名を呼ぶ
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この日を引き延ばすために飛行機は時速三百キロで西へ
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古文書を読み解くような気持ちで呼ぶ 午前二時に君の名前を
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