散々な音像ばかりひしめいた終末の夜を買い込んでいく
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彼への想い いつまで抱え 生きるんだ きっと死ぬまで 命尽きるまで
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彼のこと 忘れられずに 詠んでます 人妻ですが 許してください
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後少し切りたい位でめておく夏迄繋ぎのセルフカット
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逢えないがカレを想って髪を切る ダ・イ・シ・ッ・パ・イ! 逢えなくてヨカッタ
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戻りたい 君が離れた そのときに 隣で泣いて あげればよかった
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如月あの日から 君のLINEに絵文字ない 気になったけど 聞けなかったな
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「元気でね、働けるのが一番よ」 入院患者口揃え言う
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あの日から増えた精神薬くすり 頼りにしつつ 減薬めざし日々を重ねる
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学生時 通い詰めたり ラーメン屋 葉桜の折 閉店を知る
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瓶の中ドロドロに溶けたアメ3つ 40年前もらった誕生日プレゼントたんプレ
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桜咲く下で死んでた西行を埋めたのが梶井基次郎です
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AIを使いこなす人 AIに操られる人 試される人類ヒト
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吐き出して 吐き出してもね 湧いてくる 君への思い 叶わぬ願い
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秒針よ君だけそんなに働いて電池給料は同じそれでいいのか?
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障子から差し込む朝日は優しくて「あと五分だけ…」と甘えてしまう
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量子力学で云えば人体はスカスカ  と言われても車に飛ばされれば死ぬ
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昨日の嵐で車道の花びらが流され今日は朝からの快晴
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ビールとはこんな味かと缶酎ハイばかり飲みゐる吾首傾ぐ
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君がゆう あなたの子じゃない 「さようなら」 君の宝だもの その子を愛す
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岩を噛み忘れない ひとへに流るる滾つ瀬の疾風怒涛の時代駆け 音ぞ絶えてもけしき忘れぬ命燃やしてた後姿を     
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花まつり天掻き曇り雨宿り神の試練と説く君が好き
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君だけが 彼女ママとの絆 繋いでた 別れて気づく 君の愛しさ
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トマト味 かわなきゃよかった なべのもと  あさひるばんと さんしょくたべる
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足掻こうと出来ないものは出来なくて宇宙真理エントロピーとチコちゃんで知る
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頼む綱忘れていたが戻る場所俯き見上げ花まつりかな
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見通せば美しかろと梅辛夷山茱萸桜うめ こぶし さんしゅゆ さくら見上ぐ水仙
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温もりを少しも忘れたくなくて 握った手の中 星ひとかけら
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障子貼る間もなく破る猫の手の腹も立たない無限ずぶずぶ
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青い空花咲く木々の傍らに冷風撫でて寄せる花びら
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