長崎の平和の鐘が軋む夜不意にガイアが突き上げ怒る / G6大使不参加に怒る震度5
17
障子から入る朝日が柔らかく ふと母思ふお盆は近し
17
おかあちゃん おきるとおもってまつ ねこよ まだ5時なんだ まだ5時なんだ
21
飢饉ゆゑに重労働なる農業を太古よりやむなく始めしならむ
6
倒れても 走り続ける 我が子らに 母の心配 届いているか
24
夏来れば見事に育った菜園の鴬色の枝豆旨し
12
ゴルフして 高原の風爽やかに 猛暑の夏を 暫し忘れをり
10
たらちねのあなたを撫で返せるだけの立派な腕を賜りしこと
8
命燃す蝉の恋歌 吾を坂のその彩のコラージュにする
6
ひとり部屋 鏡の私 上手に何度か笑えたら リビング向かう
9
サンダルを履くのがダサいと言っていた俺がまさか履くなんてな
7
保健では机に伏するピアス君人の心にちょっと安心
4
君と組む ダブルスもはや シングルで 横など見ない われを見るのみ
16
まんいち 使つかえるように そなえるが 使つかわずにむ ことをねがって
14
まだ蝉の声鳴り止まぬやわらかな自分の耳 ていねいに洗う
10
あのイクラ サーモンの子と知った時世界が開くような喜び
7
ずっとある どんなに世界変わろうが こころと手には種があるから
9
誕生日 蝋は要らない本数が人生の濃さと一致しない
5
絵空ごと 未来は自分で撰ぶもの 人は愛から 生まれるのです / 両澤さんありがとうね
7
「セフレって何」うっかり女房に聞いた俺 おじさんにもわかる言葉で詠んでくれ若者
11
じゃんけんのルール忘れた体育館 聞けぬまま過ぎ負ける私は
4
自慢げに 見せびらかして いるけれど その金塊の 前世は金歯
7
あなたにも そのうち分かる 人生の 半分位 おばさんとなる
11
君たちのDNAを無駄にすることはないぞ、とイクラの軍艦
13
パソコンで初めて詠んだうたかたのときめくよりも慣れぬ指先
19
なんてことない内容の連絡を 何度も見てはゆるむ口元
9
パリ五輪 クライミングの 少年は キラキラ輝き 金メダルきんよりまぶしい
17
地震こわい 被災された方 気の毒だ 不安になるからニュースは程々
8
足音で主がわかる毛玉ちゃん さあまんまるのお腹をみせて 
13
ポロンふり ピーリカピリララのびやかに 過ごせているか 忘れ去ったか
4