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心臓に埋められた鈴がうるさくなるからどうか近づかないで
6
パーカーに タートルネックに 裏起毛
温
(
ぬく
)
くて良いが 乾きにくくて
9
店先でボールペンの色選ぶ仕事の中身変わらないのに
8
疲れてて 何もできる気 がしなかった いつも元気な キミハドウダイ
6
深爪の痛みいつしか忘るよに時は癒すやこの寂しさを
21
約束は忘れたことにしておくよ次の恋へと走り出す君
15
大切にされたいなんて高望みしないよ ただね「ふつう」が欲しい
22
食べてみてこんなに美味いかと驚いた 八丁味噌の太いラーメン
8
「呑んだなら決して食べぬ」のその自戒 破ってすするラーメンげきうま
13
15
年振り
(
ひさびさ
)
に アーヤの
声
(
うた
)
を聴きに行く 変わったおれと 変わらぬ君と
10
干したシャツ、仏壇、おりん、壁のシミ 亡き人の猫つひに戻らず
11
父焼けて熾火の残るその骨に こんなになっちまったかいと弟と泣く(あれから6年)
12
落葉に紛れた蝉の抜け殻は夏の思い出と共に砕けて
17
代替わり
従兄弟
(
いとこ
)
ふたりも 代わりたり 加わらじは わが身のみなり
3
涙雨 父の旅立つ その朝は
何故
(
なにゆえ
)
か寒き 秋の半ばに
7
ルッキズム今さら排斥無理でしょう 我らの性に深く根付いて
7
重圧に 耐えられなくて 逃げ出した 根性もないし 卑怯だから
3
ルピナスのリボン施すハット持ち被り直す子またねと言いて
6
今日もまた たった二文字が言えなくて 道端の花に愛うたう帰路
9
ジャムの香のかすかに残る空き瓶にコスモス挿して秋を愉しむ
29
動物の耳のカチューシャ着けて媚ぶ あるあるの
娘
のあるなしの性
4
しゅうまつはきみお手製のカレーごと化石になってしまえたらいい
6
ラーメン機 現金決済不可だとさ なめとんのかい昭和世代を
8
上野駅 酷評自動ラーメン機 酷評だけに食べてみようか
6
震災のテレビを見てはため息の君の態度じゃ世界変わらぬ
7
ねこのおめめ まんまるなのは
きたい
(
期待
)
だよ めはくちほどに ものをいうのよ
14
母の夕餉(その他)代わりに買い出し 済ませをり ねこ母は今夜は地元の連れと>飲み会
10
幸福は何か考えだした頃 不幸な生が始まっている
3
見た目だけ取り繕って中身のないコンビニ弁当みたいな私
8
叫ぶみたいに歌うスピッツ悲しみを声と一緒に空へ吐き出す
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