はっとしたら、ひょっとして...ふっ、としたら...へっ、と笑い、ほっとしてくれたら
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病床で詩を書き居れば気が楽にアメニモマケズの賢治浮かび来る
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やまいとはただならぬ事とただ座してただでは済まぬとただただおろおろ
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「肌色」は今は言わぬと気づかされ うすだいだいの昔のキン消し
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可視化した戦闘力かよユーチューバー驕る平家の登録者数
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雨音と鼓動がSessionリフレイン 貴方に会えない理由わけ思いつつ
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窓あけて怖気づいたは雨音か 会いに行け ない言い訳なのか
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出来ぬこと徐々に増えてく歳になり「できた」が一つ 今日は良しとす
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愚図だけど 何も持たない俺だから 背中で語る 親父オヤジに成りたい
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父の日に衣服贈られ子や孫に九十三歳ゆく場 所探す
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投げ出した過去に後ろめたさ感じてる?投げ出すギリまでよくやってたよ
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雨音に眠い目こすり窓開けば ほのかに香る土と草花
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目醒めれば雨の降る音つゆ入りか朝毎さえずる野鳥ももだ
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ほんとうに疲れたときほどほんとうにねむることなどできないと知る
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雨雲の「ぐ」に感じてる灰色で苦を愚に変えて陰る皆の目
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本心を見たいと膜を破く人散らばる心誰も拾わず
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街並みを作っているのは街であり人並みを作っているのもまた人でした
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衰弱の叫びと表し点滅すそれを感じてうざがる家主
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ダメなとこばかり数えて生きてきた あなたの声が上書きしてく
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そのままの君でいいんだ君だけのひとつひとつを百の言葉で
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冷や奴これさえあれば父の日も生姜とネギのせ夏日のビール
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紫陽花を活けてこどもを待つ部屋ではじけたのぞみ紫陽花おたふく笑う
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夜が明け今日が確かに始まりぬ様々な音戸外に増えくる
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雨の始発どんどん進むよ、仕事場へいつ晴れるのかな?と祈りつつ
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朝食後の涼しきうちにと庭へ出てドウダンツツジに鋏をふるふ
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暗闇で何を映すかモグラの目 君は去り行く 我は盲目
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悲しみは 流れ落ちては 消えてゆく 歩みをとめず 進めるように
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火照る脚 不安を数え 膝を抱く 今日も揺蕩う 思考の渦巻き
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今日もまた 眠るために 目を瞑る 止まらぬ不安と 脈を数える
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心臓を 握りつぶすようにまた 息を吸い吐き また息を吸う
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