サクラチルひとの頭の禁足地 あくる朝には雨も上がろう
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絵を描いて 歌を歌って そうすれば 自分のことを忘れられる
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やりたいの ゲームやりたい それなのに ブルーライトに 弱くて寝ちゃう
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雪遊び 家に戻って ストーブへ でもまあ残念 先客が
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道脇に 春は花びら 秋落ち葉 分けられ風に 吹かれて浮いて
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桜散り 藤の花咲く この季節 春去る足音 夏来る足音
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天才だ その一言が 恥ずかしく 褒めて欲しかった嬉しいのに何故 はずなのに恥ずかしい
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寝たくない されど睡魔に抗えず 意識反して 閉じる瞼よ
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カラカラと 金属が当たり 弾ける音 風と奏でる 合奏会
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桜の木 花びら散って しまっても 若葉の葉っぱ 葉桜へ
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風が吹き 干しざおにかかる ハンガーに かかった服が くるくると回ってく
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「生きてるだけでえらい」って言うんなら、死んでも「仕方ないね」でいいじゃん
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今日も間引かれずに何故か生きてます僕らは神のスペース・デブリ
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僕のこの吐息がどこか草花の呼気に変われば幸いと願う
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僕たちは 誰ともわかりあえなくて だからひとりで 歌を詠むんだ
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春の庭ピンクばかりを咲かせてる 娘二人が嫁いだ後も
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独りじゃない 何故なら味方が 居るからだ どんな人にも居る味方 「自分」と言う名の心強さ
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明け方の 光が射しこむ 今日我が家 桜のカーテン 淡く光る
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悲しみに 濡れて佇む 君のため 風もひかりも あたためておく
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東京の空には星がないからさ黒い水面に桜が浮いてる
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新卒と呼ばれなくなった帰り道ハーゲンダッツをコンビニで買う
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人よりも 優れてなくて かまわない きみは充分 優しいひとだ
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あと何度眠れぬ夜を過ごさねばならぬ冷たい要塞の前
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くだらない言葉テトリス積み上げて画面いっぱい僕が受け止める
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昨日よりマシな明日に憧れるしかしそんなのあるはずがない
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パソコンの向こうでほざく偉い人 現実世界で指立てる俺
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久々に飲んだ生姜の炭酸のジュースの名前思い出せない
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私飲むそのウィルキンソン南京錠使って閉めたそこのロッカー
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さようなら駐車場から見る空に星が流れたそれは永遠
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テトリスが苦手うつむき地面には丸い地球と三角な俺
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