ちちははの往くさき定む一身田 そよと風ふき(うちここがええ)
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鶏レバがもっちゃりしている店は良し もっさりしている店は残念(焼き鳥屋ジャッジ)
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掬えない感情だった 大切なものを残らず捨ててきたから
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けふ今日こそは恩師に文を出さむとて 過ぎた時候の挨拶破り
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目が醒めて東雲しののめの空茜雲『どうか無事にと』再会願う
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穀物の虜になりて人類は「保存」を覚え「財」を意識す
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孫可愛い されど我が子はその倍と 亡母の言の葉 甦る朝
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朝五時に空は遥かなうろこ雲秋立つ風に杖の音溶ける
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始まりは突然届いた便箋に綴った僕らの青春の日々
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夕膳に笹舟にのる豆腐ちくわの穴を覗けばふるさとの海
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活字から離れられないどうしても本じゃなくてもなにか読んでる
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ぐしょぐしょに潰された日々許すまじ 無条件の愛 会いたくて涙
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残り香の染みた紅茶を含むたび 張り裂ける胸 お父さん なぜ
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力抜け皺皺しわしわなきみ見たかった 泥で固めた虚勢崩して
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愛そうと努力してたの知ってるよ そうかあなたも愛されたかった
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通勤時ようやく気付くメッセージ 彼らの死に目は寝てるかもね
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〝好きです〟と たった一言ひとこと、それだけで あなたに架かる 橋は落ちたり
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労働が というより労働を しなきゃ金ない 現実が嫌
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柔らかく優しい君と出逢ったよ 摩擦がないからまだ火が付かない
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ばかみてー でも好きなんだ ありえない もう次いこう この恋捨てて
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きにいりだったTシャツ部屋着に降格す それでも大好きなままでいる
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ともだちに子供が生まれるふたりめの おめでとうって言うか悩んで
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あたたかくなりすぎかもな最近のアイフォン夏を謳歌していて
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東京の夏は星も見えないがゼリーがおいしいのでまあいいや
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お盆でも診察をする医師がいて昼の予約に空が耐えるか
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旅に出るまだ見ぬ吾を探すためアバターに触れる指の向こうに
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流星の天体ショーを独り占め高鳴る鼓動願はひとつ
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星飛んで 公衆電話明滅し しょうぞ ひとかけぽっち
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アザラシのちいさなひれで水しぶき鮮やかなままわたしにとどく
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サバンナの果てでキリンに餌をやる 今日も誰にも届かない歌
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