君からの 返信見るのに 怖気づき 通知を切って 見えてないふり
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分かってる 君の視線の 先にいる 誰かが私じゃ 無いことぐらい
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あの夏は光輝ひかりかがやく あれ以上の景色をいまだ見たことがなく
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まどろみのなか人間に戻りゆく きみの副流煙に抱かれて
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大雨は 過去のと違う 驚きの 壊れまくった 荒ぶる世界
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会社を早く辞めたくて結婚す 「そういうきっかけでもいいじゃない?」とかれ
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才能ない諦めて実家帰るか花の東京世田谷の朝
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君のその誘惑になんて乗らないよ チョコパイ抹茶味 横目でチラリ
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病院の面会やっと始まった 静まる病棟光が差し込む
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扉立つと対向列車の死が走る。 過れ違う度に硝子を叩いて
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じぐひらの未来の光を浴びながら ワクワクできる自分に乾杯!
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まっすぐに 伸ばしていないと なお痛む 背を丸めるなと 己に言ひたり
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身支度の さいごに十字架クロス そっとかけ シルバーアクセの 安物プチプラだけれど
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重複ちょうふくと読むんだ、重複じゅうふくではなくて」きっと間違いではないあなた
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土曜日の昼下がり息も絶えだえに身動きできず差し日が眩しい
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でも花になれた人とは目の位置も呼吸の仕方も違っているし
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マニュアルとは難解な物なり 宿題をする子のように マイノート書く
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赤ちゃんの名前 流行りの変遷に 勤めし歳月の長きを知り
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親という役割でしかも自分から始めた役だちゃんと演じろ
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この夏は キャミワンピとか 着れるかな なんだかんだで 機能重視で
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きょろきょろと海のビー玉光らせて空と町なみうつしつやつや
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心配で 電話する度 向こうには 心配性の 父が変わらず
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この雨が 過ぎればすぐに 梅雨開ける そう思ったら なぜか寂しい
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街中の 見た目がみんな 夏服に そんな季節が 始まりました
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カルピスが 美味しい季節に なりました 青葉と空と 太陽と風
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晴れた日に 季節変わりの 風感じ 休日の午後 満喫してる
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大掃除 綺麗になって 日常の ストレスも一緒に 消えてく感じ
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衣替え 夏のシーツが 黄ばんでて 生活に消える 月給に泣く
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本日のお供はどなた垂涎のしっとり光る炊きたての白
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10年後 自分を常に 描き出し 前に前にと 歩いていたい
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