銀河系 の端っこ住んでる宇宙人 ぼくの隣に引っ越しませんか
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ふれることふれられぬこと花びらの今も昔もかの山ざくら
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ため息と 共に浸かりし 湯船では タイル目地なぞり 阿弥陀くじあみだしてみる
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ときめきは嗜好品ですなくたって 生きてはいけるはずだったのに
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様々に形を変える水流は世渡り上手の術を語る
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歌詞なぞり仕事を恋に見立てつつ 桃の足取り新しい恋
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笹鳴りの風はしずかに花散らす 夏のふりして春急きたてる
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水割りだ、ロックを頼んだはずなのにいやこれロックだめっちゃ味する
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栩栩然と夢と現を飛びまわり身体の量子性を高める
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どぶの端に木蓮の花ぐずぐずと きれいなままで終われるものか
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一歩ずつ滑らぬように慎重に爪立つように腹這う小指
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北国の雪の世界を脱皮して可憐に咲ける水芭蕉なり
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誰にでも故郷ふるさとならばあるはずで私はそれが東京なだけで
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カレが来る おでこに「チュッ」が 欲しくって うす目開けつつ ベッドで寝たふり
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朝イチにグチグチ愚痴ぐち女たち 吾は介せず笑顔で仕事へ
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この不調雨のせいだと言い聞かせ 仕事してると晴れ間出てきた!
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さえずりが消え去ってゆく草原を小さな象が並んで歩く
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わたくしが知りわたくしを知る街が徐々に消えゆく高架化のため
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強き風に吹かれてもなほ上を向き白とくれなゐならぶ花水木
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あいまいなけしきがみえるあいまいな ひとりのひとのねむりのように
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ふるてがみ めーるあどれす えす・えぬ・えす おわればゆめと綴れば夢だ
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あめのひはあめがふるおとだけだからからっぽのうみにさかながうつる
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君なしじゃ楽しくないとか思ってた 意外にそんなことなかったわ
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降る雨に雫垂らして花びらはおおよそ溶けて無くなるだろう
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何かしら 食べたい気持ちは あるけれど 何もない部屋 カフェオレを飲む
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ウクライナ 地獄が起きてる この場所で こんな事が あっていいのか
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松ちゃんと 明石家さんま くらいしか 見ても全然 面白くない
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いずれ死ぬ 分かっているけど やっぱやる それがいいよね それが人生
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思い出し 涙を流す 日もあった 今はもうただ 君に幸あれ
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ほろ酔いで アマプラ見ながら 想うのは 君の横顔 だったりなかったり
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