湧き上がるの感覚をとどめ置く 溢れ噴き出し止まらぬれを
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食卓の桃から梨に変わる頃 レベル18の君の旅もおわる
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灰色の「こんなはずではなかった」の雲のなかにもささやかな虹
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みづ色からあかね色へと風の街ゆつくりひらく天空の下
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時とまれカルーアミルクの喉焼けよりずっとずっとずーっと甘ったるくて
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白と黒だけで世界をこんなにも色鮮やかに描けるのに
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両の手で頭を抱えふと気付く頭蓋骨って丸いんだなと
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轆轤からはみ出た土は戻されて 焼かれて割られ これは僕だよ
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星よりも明るいあなたといい気分 すぐそこの街 駅の温もり
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築十年2DKの心臓に同居している夢とトラウマ
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点と点つなぐ星座の銀のにめぐりあふかな人と人の夜
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人と人そのつながりは星と星おのおの闇にあかく光りぬ
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天と地と旅を揃へてめぐり来る時の形のあしたの一歩
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時間のみ森羅万象しりつくす星のゆくへも虹のありかも
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ちんぽこの 後れ毛撫でる昼過ぎの蝉鳴き疲れる夏の眼差し
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素直さを強いる相手に唾を吐く私でいたい素直なままで
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しょっぱなにデカイ声出し続けてるヤツが総てを持っていくのか
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にゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃ犬派
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雨の夜、海底に眠る文字を釣り、失くした夢を綴る魔術師
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「どんな曲聴くの?」を「好きなアーティスト誰?」に読み替え強いられるのが嫌
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雨だれを曲にするとか可愛いねと思って聴いたら案外怖い
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なゐりてぞわりと進む月曜のはや日も暮れてこの夜を祈る
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行き止まりのコンビニに欲しいものはないよ 何かを探し、何かを買うけど
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ふるさとの土を踏むたび蘇る性衝動と詩へのあこがれ
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鏡などもう見たくないふりむけば血走った眼がわたしを睨む
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捻じ曲げて街の形に合わせてる私を放つ夏の稜線
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オムライス素麺そばのヘビロテの夏もをはりぬ主夫のあけくれ
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遠くに行きたくて本を立ち読み 私と君だけの場所へ着く
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法師蟬きれぎれになくひるさがり墜死の友にあふゆめをみし
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なんやかんや悩んだけどもこれでいいそうだ帽子は必要ない
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