来月のシフト希望を唐突に聞かれて思う あの子元気か
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父母を守れず殺し生きてきた 残りの日々を ラシーンと暮らす
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十一月 芋 栗 南瓜 食べ飽きて 素麺 西瓜 懐かしきかな
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父が死に ようやく言える ありがとう 死んだ人には どんどん言える
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廃車だよ そんな写真をとっている 自分の気持ちが ラシーン写
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「古池や」勝手な解釈目白押し 公表するとは、そういうこと
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滅びても 惜しいと思うものがもう ヒトのどこにも 見つけられない!
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苦しみを 三十一文字のかたちにし それで向き合う勇気が持てる
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わたくしが 投稿をするそのわけは 実は 要らないお世話がほしい
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わたくしの言葉はわたくしのみのもの 勝手な解釈 要らないお世話
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祭日と思って午後にふと気づく しまった! 今日は平日だった!
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仕事だと思って目覚めカレンダー見ると赤丸 きょうは休みだ!
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山道ですれ違う女性ひとのつぶやきは 「男は一人で来られるのよね」
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胸の奥 どうであろうと他人には笑顔を見せる俺が 俺は好き
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三日目のブリ大根にブリはなし 大根ばかりを寂しんで食う
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男なら気にせず生きてられたのか 足音、ため息、夜のコンビニ
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被害者の分まで生きて幸せになるから死刑かんべんしてよ
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秋寂しイケメンたちの夢の跡 頭を垂れる稲穂悲しき
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膝を曲げ 深く息を吸い さあいこう きっとあっちも 悪くはないさ
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隣で聞く 君の嗚咽に 届かない 僕の声には 意味があるのか
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河川敷 寝そべる少年 横に見て 忘れていたな そんな幸せ
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鴨川の 清らかを知る 京の道 書に耽り思ふ いのちのゆとり
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夏が終わったなと思う暇もなく今日もヒートテックと眠る
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気にしてる曲がった鼻も下の歯も誤差だと思う君の顔立ち
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左手の薬指だけ拡大し跡がなくても安心しない
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僕の血をわけてあげるよだから見てこわがらないで満月の夜
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夢の國 そこに住めるは 選ばれし  運があれども 望む強さよ
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彼誰時まだ眠る君の匂いをそっとかぐ 僕はどろぼう
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「進化には目的はない」それだけのこともふとした折に忘れる
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死にたいと本気だった君が我儘を言うようになった 可愛い好きだ!
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