Utakata
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眠りねこ
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子どもが寝静まったら詠みにきます
昼下がり私の胸にもたれ寝る 子の口からは苺が香る
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あれが梅 それは水仙 これよもぎ ひとつも聞かず子は走り去る
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いきかたもわからないまま生きており ため息のため息をしている
9
えびせんの缶を抱えて跳ねていた あの子の訃報を聞きたくなかった
10
垂乳根の母と呼ばれる存在に なれるだろうか?なれただろうか?
4
幼子が(うれしいでしょう?ぼくもです。) そんな顔してボウロをくれる
6
お散歩は行けるところまで行くことと 信じてる君帰りたい我
4
元気なのは子どもたちだけ 魂が飛びそうになる日曜日の昼
3
探してる答えはそこにないけれど スマホから目を離せずにいる
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赤ちゃんは
田螺
(
たにし
)
に似てるくっついて なめてしゃぶってまん丸になる
3
「どんぐりにも家族がいる」と子を諭し 手ぶらで帰る家までの道
4
舶来のチョコレートでしか癒せない 疲れがあるのお母さんだから
3
猫じゃらし見つけて抜いて手に持って 子は楽しげに冒険に行く
2
幸せがみっちりつまっているのかも 寝てる子どもの丸いほっぺた
2
写真には撮っておけない君の顔 忘れぬすべがあればいいのに
4
我伸びるかぎりは夏というように 十月の空に向かう朝顔
1
寂しいも痛いも嫌だも眠たいも 幼子はみな「お母さん」と泣く
12
きつねでもないのにごめんが言えなくて そっと置いとく君の好物
3
お砂糖と素敵ななにかとスパイスで できてる少女の時は短い
5
欲しかった愛の代わりになるかもと プリンとチョコをつめこんでみる
6
からあげと冷凍うどんとのりたまときゅうりとボーロと眠る我が子と
3
私以外のだれかが助かっているらしい いのちの電話のガイド音声
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