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秋近し夜中プーンと羽音する自然に任せトドメを刺さず
10
訳あって渡り廊下で殴るヤツ身に降る火の粉おまえは誰だ!/盛大なパクリ
5
訳あって下校の時に 囲まれて六対一じゃ袋叩きだ/おい!
8
メイドって? いまいちピンと来ぬままに座ったカフェは針の莚よ
13
執着を捨てればストンと楽になる直ぐに長月
(
ながづき
)
秋雲の空
34
なんとなく煙草臭、隣人の肺腑は真っ黒か、アーメン
5
ぐたぐたな単なる愚痴を聴きながら ほうれん草のくたくたを食う
11
始発はいつものにぎわい🈵で、ゴウゴウ都心へばく進中
6
短歌詠み リズム分からず 詠み直し 玄人の歌 眺めて感銘
9
雨上がりそっと傘閉じ見上げれば路肩を埋める紫陽花の群れ
11
朝方の南の空に茜雲朱色に染まり秋はもうすぐ
11
歳重ね血管浮き立つ腕を見て“ありがとう”って一人呟く
14
人間を支えるなんて片手間じゃできないなって素人介護
20
種籾の生む
無尽数
(
むじんず
)
の米粒が日本人の主食となりき
8
見てますか夜空にレアな天体ショー満月土星光るランデブー
13
さざ波のとおく向こうの水平のかすみの淵にあなたが
触
(
ふ
)
れる
8
目くじらもふっと緩んで眠くなるくらいほどよい秋の風だよ
8
外
(
と
)
を見れば 有明の月 照らすのは 君との悲恋 眠れない夜
9
死んだあと俺の日記が『かわいそうな ひと』って名前で本屋に出てた
13
飛び地にて一人果てゆく
蟋蟀
(
こおろぎ
)
が羨ましいよ しがらみの秋
5
イヤホンを付けて音量上げる度、世界も遠くなっていく気が
9
おはようと 響く空の間 淋しいと 感じた僕は テレビをつける
7
分かってる 慎ましくない その言葉 続く言葉が 行き場を失くす
8
Amazonの段ボール箱溜まりゆく僕の物欲ごと潰したれ
21
八月は透明な青と口にする花と木くぐる風に吹かれて
15
八月は虫の音色がかわりだす幾万年の星の夜の下
19
イヤホンは
寝歌
(
ねうた
)
聞かせる人の無い私の側でずっとやさしい
20
揺すっても声をかけても応じない娘は「花火」で応答がきた
16
見る人に考えさせる詩なんて時代遅れで優しくないよ
4
夢の中でしか会えない君の眩しさったらありゃしないね
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