鴨でさえ身を寄せ合って暖をとる私は一人コーヒーを買う
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日常に戻るべき時が分からずに星をみている、たまにはいいさ。
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桜なら花だったろう人ならば蟲だったろう戦は嫌い
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生きていい生きる権利が君にはある死ななければの条件つきで
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CDを再生機器にセットする僕だけのための音楽を聴く
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俺の首切った社が載る求人誌頭に来たぜ応募してやれ
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年一の差込印刷宛名書き連名出来ぬ手書きでえーやん
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生きましょう 精一杯に 手を広げ 心豊かに 希望を持って
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終活を し始めた時 人は死ぬ 用意周到 徹頭徹尾
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いつの日か この世の終わり 来ようとも 生きねばまいね 今日ある限り
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困るよね 厳格な人 多すぎて ルーズな人も 困るんだけど
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言葉にて 人は会話し 意思疎通 思いの丈を ぶちまけましょう
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世界には 脳ある人が 5億人 いや10億人 いるではないか
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はしごする 触れ合い求め 愛求め ネットの旅に 終わりはなきや
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何もかも 正しい人が いるならば むやみに裁く ことなどしない
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領収書 使途不明金 出てきたら 施したとは 言えなくないが
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ガッツだぜ 明日この身が 失せようと 右手が軋む 左手がある
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眠剤を飲むべきだった、目に染みる午前三時の液晶画面
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物理的遺伝子を編むあなたとは違う形で記号化したい
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帰り道白く輝く星空は絵の具の散った汚れみたいだ
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年越しの 買い物をする スーパーに 邪魔なおっさん 付いてくるなよ
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手を繋ぐ心は更に繋がれるマフラーの熱意識し火照る
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見下ろした街知らぬ間に砂糖菓子厨房の君腕を上げたか
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鈴の音が琴に変わりてプレゼントお金に変わる目まぐるし日々
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思ひきや雲の八重ゐる深山にてなほ九重に恋ひむものとは
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雪がやみ上下の白を少しずつ地球の色に染めて朝くる
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空想のウサギ心で跳ね回る 耳やしっぽがぼさぼさだよ、もう
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この窓を泡だらけにして拭いてやる このモヤモヤと一緒になくなれ
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いつか見る 地球初の 初日の出 フィジーの海に 必ず行くぞと
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暮掃除 塵芥ごみ山より でたるは 期限切れと 使わじの物よ
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