雪道をノーマルで往く恐ろしさ クリスマス寒波に背筋凍る
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クリスマス模様の袋また使う そろそろばれる?いや、まだ取っとく
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思い出が小雪のようにとけている 鴨川の土手 クリスマスの夜
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泥棒に指導を乞えば「バカヤロー!技は盗んで覚えるもんだ」
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出て行って 人を助けよ 弱き人 小さき人に 親切尽くせ
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愛情を 失うことが 怖ろしく 冷たき人は 命宿さず
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いつだって 神がおられて 導かれ 天に戻れば 抱きしめられる
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どん底で 這いつくばって いたとして 見上げりゃ天に 星が煌き
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愚かでも 穢れていても その気なら 賢くなれる 清くもなれる
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永遠の 時間を使い 生きるなら 到達点は 計り知れない
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人間の 潜在能力 信じれば できないことは ほとんど消える
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努力して 忍耐強く 備えれば できないことは ほとんど失せる
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待つという 最大にして 最良の 方策があり 希望が満ちる
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待つことに 慣れてしまえば なんのこと あきらめもせず 怒りもしない
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千切りの大根干したベランダに雪つもりいるクリスマスイブ
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今ぼくはとてもさみしいただ独り話せる人が誰もいなくて
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足元にケーブルがありこれからもすべてのものが絡まっていく
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降ればふるほどにさみしき雪が降る胸締め付けて吐く息赤し
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話すべき友もいなくてただ独り短歌を詠んで吐き出している
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積雪に南天の実が赤くあり血の吹くようなさみしさがあり
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現実は残酷だねえ精液の値にくっきりと人種の差あり
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友は説くこの世で一番美味いのは餃子にビールって幸せな奴だ 
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今日もまた待つ浦の浜に唐船の(寄る)は涙に浮寝こそすれ
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くじ運のなさが時には幸いす 被った食玩取り合いならず
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「もう一生読み切れないほど本はある。だからもういい」とはならないの。
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どこででもコーヒー出される コーヒーを飲めない人など認めぬ社会
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冷蔵庫よりも廊下に置いた水の方が冷えるバカ気温がよ
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歌にさえ なれなかった 言の葉を 吐き捨てながら 生きるしかない
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突風が 吹き荒れている 頭の中に 響きわたる 耳鳴りのように
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イブの夜会えぬがきっとあの光り君も小走り見惚れて通る
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