ガタゴトン 音心地よく 夢の中 ゆらゆらぬくり ゆであずきかな
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ふんわりでちょっと低めなあの椅子は「よっこらしょっと」言わねば立てぬ
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押し引きのくたびれ儲け役員会 引き下がりてのち短歌にあそぶ
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自らの 使命を知りて 殉ずれば 主の前に立ち 恥じることなし
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弱さ故 休みたいのは わかるけど 我が人生は いまだ終わらず
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自らを 鍛えて磨く 修験道 のんびり暮らす 命暇なし
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自らの 使命を知らず 怠ければ 未来永劫 後悔立たず
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雑草も 引き抜かぬまま ほっとけば 心の中の 思いは腐る
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うっかりと 心の中の 空白に 芽生えた草を 伸ばし放題
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考えた 文豪たちの 結末が 余りに酷い 絶望の淵
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真理には 一か八かの 賭けはなし 従う以外 存在できず
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寝床から 抜け出すウナギ 水槽を 飛び出す望み 抑えねば死ぬ
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早番の 友らのすでに 働きて 気を引き締める 吾の朝七時
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立ち止まってQRコードを読み込んで そんなこともう誰もしてない
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行き詰まり やりたいことも やらずして 命大事や 愚かにならず
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あさめしを くおうとすれば たっきゅうびん しょうねんみたいな 新品の人
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晴れたので 朝からふたりで座椅子取り 日向ぼっこに勤しむねこたち
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長い爪似合わぬ小さき手なもので いつも短く切り揃えたり
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ひさびさに病院帰りに買い物を する予定立て さあ寄れるかな
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東雲しののめの 遠き山なみ 町のひと 冬ざれのいまに 朝の粉雪
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ホームにて スマホ撮影 楽しげに 車内の私と 目が合いニコリ
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朝食の焼きそばパンを二口で 食べて夫は農夫になりぬ
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真夜中のLINEに友の既読あり 同じ暗闇生きていること
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顔認証マイナカードの無機質な 声に同意し未来の人に
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「どうですか」待合室に医師の声 昨日さくじつ入れた義歯を案じて
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盗まれるつもりで置いたその傘で浴びた不幸がたくさんあった
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二月来て散歩の楽しみ探し物 ふきのとうの芽 幸せ色の
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うとうとと中央道を揺られゆく 目覚めれば富士 腹がグゥと鳴る/早朝のゴルフへ
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珈琲の濾過順調なる深夜帯二時間ごとに計量器満つ/夜間頻尿
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日常の返り来るとき待つ日々よ 春は近づく能登の海にも
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