ちま猫と あんよ触れ合わせ ねむる夜 あったかいねえ 愛のぬくもり
4
嘘つきも才能の内?私はね嘘つかれても見破れないの
9
まだ青の青さを知らぬ君の眼にこれからもこの世界は映る
5
夕照に染めあげられて無伴奏チェロ組曲はゆたかに響く
6
幸せが怖いんじゃない。幸せにする嘘をつく事が嫌なの
14
数日後 年齢をひとつ重ねるが 「はたち」 の響きの尊さを知る
5
今度はね、はぎれ草履を作ってます。アイロン使うの嫌なんだけど
6
貧乏は割と太るの。米、砂糖、油、小麦粉、塩、もう充分
8
人間はこの世で最も怖いので、わたし人並み以下になります
10
戦争と、兵器、ウイルス、サリン、テロ、心の中に善はいますか?
6
室内にいるとはなんと恐ろしい、 ぼくが見るまで月は無いのだ
10
責任が どこか問われる 現でも 大切にしたい 人の心を
12
太陽を忘れるために食む夜は甘いですかと三日月に問う
6
音の鳴るところを探しひとまわり 離れてみつけるこのギターだね
2
窓掛けを開いてみれば有明とまごうばかりの月の明るさ
8
夜も更けて独り寝ころび想うことあなたが何処かで息をしている
7
重い想いのは「出逢えた歓び」決まってる そう天秤は教えてくれた
6
ふと思う 空に昇った 級友を ぼくは君を 忘れてないよ
6
こころ堕ち 短歌で吐いて 救われて 皆さん逢えた これも人生
11
頼っても 願っても 朝が来るのなら 夜もやっぱり友達じゃない
5
虚ろな目してるあなたの網膜に像を結べる場所まで歩く
5
墓を掘り返すみたいにパソコンを暴けばあなたのうたの沈黙
4
いつまでも夜から出られない体 かみさまあなたを愛しています
3
語幹「うつ」 「いまあったものがなくなる」意味か うつせみ うつろ うつつ うつる /うつくし(笑)
7
レイソル市 昼半時の 慈雨ありて ゆうどきまでの うるおい涼む /爺草(w)
7
天秤てんびんは当然のように傾いた 「出逢えたよろこび」「逢えないせつなさ」
8
温暖化進むそれでも止まらないヒトの欲求地球ほしの行く末
8
少しずつ 相棒からだが前に戻ってく 気持ちも早く戻らぬものか
8
我々はバスに乗りたるアルマジロ座席の上に丸まりて眠る
7
満月で 浄化となった 黒歴史 今は見えない ふりしていたい
6