Utakata
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小熊ぱや
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おぐまぱや 二十二歳、無職
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五時の鐘 嗚呼また今日も何もせず 日が沈んでく虚しさ ぽろろん
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吐けぬまま消化吸収されていく 脂肪と糖と不安と鬱と
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苦くって不味くて重い憂鬱が 喉を通ってお腹に溜まる
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消えたくて 死にたくなくて 消えたくて 記憶からすっと なくなりたくて
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振り向いてくれないあなた酷い人 愛してるのに愛してるのに
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朝ご飯どうしようかと尋ねると 欠伸とともに「ふれんちとーすと」
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「おはよう」と声をかけると生返事 まだ眠そうな君にキスする
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かわいいね 寝癖も半分寝てる眼も 欠伸でくしゃっとなるその顔も
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休日の布団がきみを離さない おそめのおはよう
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時
02
分
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大好きよ、「スキー台って
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回言って?」 途中で気づき照れるあなたが
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珍しく君より早く起きたから 寝顔を眺める今日は土曜日
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飲みかけのジョッキの向こうに見えるのは 頬赤くした笑顔のあなた
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年明けて もう
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ヶ月経ったのか 年々季節が 早送りになる
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「なんだかな、かったるいね」と寝転んで 二人並んでスマホをいじる
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肌寒い雨の中 咲く桜見て 冬はとっくに過ぎたらしいが
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なんでかな 心が 身体が 重たいの すべてを気圧のせいにし眠る
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満開の桜に雨が降りかかる しとしと はらはら ぴちゃぴちゃ ぽとん
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この雨で咲いた桜は散るけれど また来年も見に行こうね と
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まだ寒い冬の足跡残るけど 春の気配もしてきたような
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「つめたいね」「そっちのほうこそつめたいね」耳触り合う 真冬のふたり
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低気圧 晴れない気持ちと空模様 頭痛薬飲み、雨はしとしと
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目が醒めて 身体が重く 動けずに 息をするので精一杯で
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「あたりまえ」 社会・責任・労働・義務 全てに怯え布団に潜る
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外怖い 社会が怖い 人怖い 着信音が鳴るのも怖い
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祖父とのラインのグループメッセージ もうつくことのない既読
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きみとぼく コメダ珈琲 春の風 おおきなパンとちいさなしあわせ
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ぱち むくり 目が醒め身体を起こしては カーテンの隙間 ひかる春の陽
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本日の最高気温は
22
℃ 「なんだか急に春になったね」
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突然の暖かい風 照る陽射し 満開予想と追いかけっこを
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泣きたくて でも泣けなくて 左腕、涙の代わりに流す赤色
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