Utakata
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傘糊
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最良を越えた先にて待っている やわらかさに手招かれて、冬
6
子
(
ね
)
の音は値上げしていて音を上げる根も葉もないと猫は寝るだけ
5
温もりが拭いきれずに肌擦る
3:4
の君でいっぱい
4
5
%
(パー)より濃いチューハイでふたをしてルンバとだってワルツを踊る
7
干し肉と野草を少し 温かいシチューを啜る 梟が鳴く
6
憧れを焚べて骨にし穴を掘る 機体が肉に変わったような
6
「またね」だけの別れ 街のネオンが風穴くぐる 音は風になる
7
ぽよぽよと重みではずむ水ヨーヨー 君を握る手 水を握る手
7
会わずとも生きろ!と小指を絡めて約束という呪いを笑う
4
輪になって踊る彼らは月の下隣人たちよ善良であれ
8
しゃぼん玉と同じようにきみを見たサボテンだって味方だったよ
4
空席が増えるばかりの脳みそでもう戻れないと咽び泣いた
6
君よ、死ぬな。僕の心に椅子はもう置けない。ずっと座っててよ、ねえ
6
生きているだからみんなは死ぬらしい君より先に死ねたらいいな
4
夜こわい灯りをつけてアイマスク夜と昼とをミルフィーユする
4
しんどいと思う自分ごと消して無にも負けない最強になる
6
目尻
(
まなじり
)
に引いたラインでわたしたち強くもなるし弱くもなるの
10
どんぐりと似た感触の蝉の子は人を恨んでいないだろうか
4
輪になったビニール紐の向こうから白い終わりが僕を手招く
5
友情も恋の前では無力だと会えなくなった君に会いたい
5
恋という衝動よりも劣るからバウムクーヘンかじって泣いた
3
盲目も恋であるなら神聖で 恋はすべての免罪符だと
4
凹凸が人とは違うところにあっていらないピースでしかない
5
死如きで途切れないはずの友情だから一緒の墓に入りたい
4
夜来ると眠れないから仕方なく蛍光灯で太陽作るの
6
恋愛が分からなくても僕たちは人を愛することができます
6
誰も愛せないわけではないんです恋が我がもの顔で歩いて
4
合宿でひとりぼっちで先に寝る恋を知らないゆえの閉め出し
7
切れ込みの入った腕を携えて何処へ行くのだ歩けなくても
6
「消えたくて」「皆まで言うな」「ひどいなぁ、なんにも理解してない癖に」
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