本当になりたいものが分からずに触れた順からしずくになって
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みんなしてインスタ映えだか知らないが私は食後の皿を撮りたい
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王様だーれだ 三番以外荷物まとめて帰れ へへ なんちゃって
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サッカーボールを取りに行くように僕の国境を越えないでくれ
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思い出は空へと上がり星になり 屋根裏部屋で今日も瞬く
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寝れぬなら明日やることを今すれば良いのだけれど まあやらんのよ
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三日月が夜のとばりに食い込んであなたのいない左が冷える
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月の裏 残した心は 知らぬ間に 地球照にて 暗く輝く
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戯れの様に 翔びけり つがいたる二羽の目白と 山茶花さざんか咲ける
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僕の氷河の上をタップダンスして片っ端から割ってく君
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透明人間ゲームで本当に見えなくなった僕を愛して
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帆を張っていざ漕ぎ出でぬ大八洲 嵐の夕べ吹雪のあした
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潮風に 乗って届けばいいと思う 諦め満ちたこの歌声が
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周る星 幾星霜を繰り返し 島神落とせお前の海へ
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バトラーを 見たらやっぱり 最高で 学んで良かった分析哲学
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空を飛ぶ 夢を見たのも久しぶり 目が覚めてすら眩ゆい世界
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窓に松 ひよどり叫ぶ 襟口に手を差し 暖をとりたる講師
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島風に たなびく旗の その向こう 青海ぞ晴れて 我を呼びたり
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時雨降るその右肩から滴った貴方の隣を十五分
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冬の夜に東京タワーを眺めてた紅くて冷たいその塔を
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君 乾燥わかめに似てる 胃の中で増えてもたれてだいぶ後悔
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海沿いの街に降る雪想い出と泡沫の恋一炊の夢
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本来は相合傘をするはずの夕暮れに降るゴースト・レイン
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今日君と話せずにいてそれゆえか君もなんだかつまらなそうで
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感情の欠如と蟻の行列が交わる先のカフェで会おうか
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しらたまのしろきたまのおゆらゆらとこころゆらゆらそのしらたまに
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ぬるま湯にいると思考も行動も認知も全て閉じる 上がろう
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コンビニの レジ前おでんの 湯気香り 会計前に 追加購入
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あの夜の あなたとのキスが こんなにも あとひくなんて 思わなかった
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恋探す 溺れ疲れた はずなのに どこかで深み ハマリたがってる
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