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柔らかい雪を払ってくれる母その温もりに「ごめん」と言いたし
16
メディアリテラシーを叫ぶネクタイに眉を
顰
(
ひそ
)
めるめでぃありてらしぃ
5
故郷は、君と僕とで、違うけど、 何度も往来、忘られぬ里。
8
秋過ぎし、冬廻り行き、君の棲む遥か 彼方は、暖かき、日々。
8
検診で子宮がん見つけ連絡す。矜持と責務のアンビバレンス
10
雲低く 垂れ込める朝 薄陽差し 謙虚に生きる 大樹を思ふ
22
短歌など上手いも下手もあるものか
三十一
(
みそひと
)
文字に想いを込めて
12
逆転Vへまず一勝の今日晴れにしたのは君でラブラブだから
5
再開へ余計なことをしなくても春になったら花が咲くから
15
山里の
紅葉
(
もみじ
)
濃くなる小春日に秋を彩るおにぎりを食む
31
覚悟を決めて禁じられてもやってみるあと五十年しかない古希だ
9
冬の夜に 消え入るように三日月が 痩せた姿が 寒々寂し
16
「好みの子狙った」容疑者は凶器事前購入詠む暇はなく
6
全身が知らせを聞いて喜びにまさかあの娘とデートしたよう
7
あまりにもサラッと君が言い放つから、うっかり信じそうな「可愛い」
8
木漏れ日にマフラーたゆたう恋女 独りの風は目に染みるもの
12
君に言う愛してくれてありがとうたとえ
一時
(
いっとき
)
だったとしても
7
君想うコトリと音がするたびにいっそ知らねば良かったものを
7
年末と 年始の予定 特になく 寝正月だと 推測される
11
静かに冷たい冬の夜を白い息で汚せ ポルックス
8
冬の日差しが好きだった白い犬の名前を忘れたくない 忘れたくない
10
お風呂からでた人の鼻はシウマイの上にのってるグリーンピース
9
寂しさを積もった雪に放ったら一緒に飲もう甘いミルクティ
14
おはようの続きをしよう吐く息の白の密度が高まる朝は
22
掠れかけた星がひとつぶこぼれ落ちたから私は泣かなくていい
7
口を開けながらシリウスを見上げた地球の上のただの一本
7
映画館 横顔に涙がこぼれ すこし安心 君も人間
10
自らが内に抱える酷薄さ蓋してもだめ向き合わないと
9
愛だとは言わぬ言えぬと思へどもしがみつく細腕愛し
9
冬コーデ明日のチョイスを考えて あれこれ悩み決まらず寝落ち
19
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