何度でも好きと言わせて眠りたい 私の耳に声の住むまで
0
頭上あたまうえ仰げば寒い白椿首を縮めてふるえておりて
2
あれ 喉が痛い…? … … …気のせいにする 気のせい 気のせい 気のせいだ 頼む…
0
かたぶきし Oude Kerk旧教会の晩鐘は 世を儚みし 嘆きにも似て
0
道で見る尾っぽを切られた三毛猫の切ないまでににゃあにゃあと鳴く
1
霧深み 揺れる街灯 月笑う みちのポストに 手紙出す者
1
八歳の恋情はまだ燃えていてタイムマシンをあきらめきれず
6
もう師走 そんな噂が流れてる まことしやかに 流れているね
1
Centauri αあるふぁβべーたに導かれ 捧げられたる 南の十字
0
羊らは 書を紐解ひもとけり 絶望を 名付けて括弧かっこへ 入れる為に
0
うつむきて六花に背くクリスマスローズの白は誰の化身や
4
地を見つめ待ちてゐるその香りより花ことばたつ追憶といふ
1
待つといふ冬のすがたを具現するうつむく花の凛とある白
4
ビル街の窓それぞれが明るくて北へのしるべを失う真冬
1
もし無事にホワイトアウトを抜けたなら あぁ一番にココア飲みたい
0
捻り出す 繰り出し捩り絞り出す 押し込み出し切り ぎゅーっと もっと!
1
混沌という名のカップラーメンにお湯を注いで2分、現在
2
濃密に 薫りたりける ししの為 屠らるものの 血潮と脂
0
声知らず 顔も姿も いさ知らず 文のみ知るを いかに会はむそ
0
ババ美めは 今はまからむ 腹鳴かむ 風呂も布団も 我待つらむぞ
0
シルベスタ スタスタスタスタスタローン って茶魔語があったな 確か
0
いたく錆びし恋情出でぬ砂山にキスした日からはじまる咎よ
1
あの人に好かれるために禁煙かまあ吸わなくても無理だしいいか
1
問い合わせ答える柔らかい声を頼りに明日は初出勤する
2
授業クラスにて 畑のけるは 寒冬の風情と書けり 教師解せず
0
ふと君と視線を交わすその時に胸が苦しくなるのが不思議
0
べろべろに酔った子猫は腕の中 我がマタタビの匂い強くて
0
喜びを時給に上乗せしてみたら悪くはないさとエプロン締める
2
ダブスタだ 君に「やれ」とは言えるけど 自分に「やれ」と言えないもんだ
0
塞げども紅白菊図の絵柄選り季の筆おこす冬至を前に
2