咲く前に 工事の都合で伐られたが 夢に現れ 咲い咲い咲いた
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感情が揺れて疲れて 遠い目で見てる風景 無機質が良い
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違和感(笑)と笑い合ってた組み合わせ ふと筆をつく受取サイン
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飼い猫の「にゃー」に「なんね」と返事する 君のやさしさ 我だけが知る
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7歳の息子に素直に謝れず 味のしないガム かみ続けるなり
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キラキラの海の色した琥珀糖君が見てきたブルーの世界
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琥珀糖食べてみたくて探したらシャリトロふわで癖になりそう
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ネットにて AI作の画像見る ありそうで ない 夢の風景
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忘れてた一日一首決めたのに昨日の分も取り返します。。。
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半開きのカーテンから降り注ぐ明け方よりもまぶしい日差し
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「キュンです」ということでしか凡才を持て余す我慰められず
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自死をした母が暮らした部屋の戸は 閉めたはずでも また開いている
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不機嫌な顔や声色見えぬれば喉奥に詰まるちいさなわたし
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憂鬱を飼いならしてる唯一のペットなんですかわいく啼くでしょ
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さわやかも充実も遠い呪われた我が身こうして饐えてゆくなり
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内臓を蹂躙していく快感に勝るは君を飼う面倒よ
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洗面台打ち付けられて生まれくる瘤いつまでもそこにいてよと
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若くして親を亡くした者だけに 出来ることです ああ、50回忌
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ともだちが次々元気をなくしてく それが梅雨です季節のせいです
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何すれば苦痛が消えるか思い出せ 私には文字があったじゃないか
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「好きです」という文字を見て「私かも?」と思った人みんな友だち
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夕焼けが恋焦がれては道迷い空にかえれば文句はないの
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半夏生 夏のようなる 梅雨の日に 盛夏の程はいかばかりかと
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最近読んだ中でいちばんおもしろい本を持ち寄る遊びがしたい
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もう二度と暑さを感じなくなったカーディガンごし 祖母の古傷
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半年の避難生活偲ばるる息つく暮らしよ能登の地に
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雨音でざわつく闇を見つめる眼 思い出すのか拾われた日を
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半月の弧と直線はきみ次第 そっぽ向いたり舟になったり
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「今月が終わる」「今月が終わる」「今月が終わる」 虚しい寂しい
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びつしりと並ぶサイダー町工場瓶が奏でる下町の夏
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