早朝の空真っ青に死んでいる鳥も飛ばずにしんと黙って
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君という本の栞になりたくて始発列車で押し花になる
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星々をふるいにかけるスタジアム六等星はグッズ売り場で
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仙人になる方法がわからない霞を主食にするところから
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"I love you."訳そうとして考える愛が内包してる広さを
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今すぐに天使になって完璧な微笑み浮かべ灯油撒きたい
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ある場合について少し考える。例えば街に顔があったり。
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細い目も 歪な爪も 毛もあって あるから仕方ないので生きる
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所詮もう値段つかないオムニバスやるせなくてもシモキタで死ぬ
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夕闇に 透けた 肌色 君の中 赤いからエロ 白いからグロ
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ヒトがこの形を脱ぎ捨てるまでを見たかったなあと剥く落花生
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欲よりも 愛を優先 させるなら 天は居場所を 与えてくれる
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いい加減 頭を冷やせ わからずや 痛い目に遭い 学ばぬ哀しさ
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真実を 見極める目と 誠実で 清い心を 持たぬ哀しさ
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誘惑の 炎に惑い 誘われて 火に焼かれても 飛び込む蛾かな
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幻影は 色濃き炎 めらめらと 揺らぎて人を 惑わし焦がす
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手の中の 幸せを知り 育てれば 宇宙を覆う 世界となりぬ
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日々努力 目標叶う その日まで あきらめぬこと いじけないこと
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人の世を 何も思わず 考えず すんなり過ごす ことができたら
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肉体を 有することに 感謝する 正しき管理 すればそれなり
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ジジイには 世界が見える ジョギングも 日々発見の 連続となり
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人生の舞台から降りますボタン 人差し指で楽に押させて
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名前だけ知っていたけど マリトッツォ 美味しかったと君がはしゃぐので
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人類の大手ジャンルは恋愛らしい ふるえているよAroの我
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これはもう消すしかないな締切を 猫ところがる午睡の夢で
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無垢な色、汚されるのが定めでしょ 純情なんて嘘はやめましょ
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犬のごとシーツを嗅いで余所者の香のなき事を確かめ濡らす
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コーヒーを飲めども飲めども我が部屋に日は昇らず街は動き出す
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マッチングアプリに持病書くべきか迷う男の真面目さの価値
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生娘がショートパンツで行く姿すら撮り鉄は眼中になし
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