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キミをつたったその口でラーメンをすする油がやけに気になる
5
白シャツにある染みの数シワの数それが私の努力のカタチ
7
グラスからほどける指先 水の粒 口に含めば夜は永遠
7
手のひらに触れるかたちの名を探り 君の光で輪郭を知る
5
「顔をよく見れない」「なんで?」「罪悪感で」そう言う瞳は優しい
7
組長にぶん殴られたそのわけは書き間違いの「所中御見舞」
11
氷嚢をあててるにくがしんぱいで早めにバスが来ることいのる
11
あまりにもやりすぎちゃうのんこのパクリ真島昌利に殴られるぞ/ごめんなさい、もうやりません
5
もう僕は社会人になったので、ポイ捨てしない むかし? 知らん
5
買い食いをしてたシューはやっぱ美味い これを学生の味としよう
4
炎天下冬に覚えた歌忘れストーブの中残った石油/もうあからさまやな
5
あの時はなけなしの金で買ったシュー一つ、 こんなに釣り多かった?
4
懐かしの母校に我が師はおらずとも、聞こえる気がする説教……うるさっ
6
炎陽下 魚も鳥も花も木も けものも虫もみんな生きてる
6
ヒヤヒヤと齧る梨の実その根元ロシアンルーレット似て怖し
8
桜色畑彩るコスモスが涼風受けて時々黄色
17
フィトンチッド満ち満ちる森 腕広げ澄んだ空気を胸一杯に
7
4か月ぶりのデートは1時間半これまでを手繋ぎ話す/8月23日
8
血の紅に彩どるその花畦道は彼岸へ
誘
(
いざな
)
う架け橋なるかな
11
透明な花火が咲いて滲む床いつか忘れてしまうとしても
5
山の端に落つる日射しは夏ながらこなたの森に蜩の声
12
氷水飲んで火照りを落ち着けて君への残暑見舞いの続き
12
燦燦と 輝ける星 名は太陽 全てを照らせ 地の果てるまで
8
愛してる、それで、つまりは、だからその…… ロマンティックにゃ、言えやせんけど、
8
労働を拒むおれたち 夏はいま禁治産者の五月祭かな
5
手の甲に見知らぬ冷たさと熱を感じ続ける夏のCメロ
3
運命を買いためて来し男ありダービーの日は『優馬』を読みぬ
4
パーラーのいちじつ暮れるおれがまだ苺ミルク待ってゐるのに
5
澄んだ水凛とした音淋しさと無数の光を浴びる大海
5
海は死の匂いで満ちた楽園で誘われるまま終わりに連なる
4
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