夏空の遠き彼方に月は在り。兎も涼み、今宵は冷たし。
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灼熱をものともせずに歩く人。窓の内では蒲団がひんやり。
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劣化する 細胞率い 今日もゆく 明日もゆかん 気持ち新たに
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コンビニの軒下借りて路上呑み やっと汗ひく仕事も終わる(アルコール9%ハイボールロング缶)
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夏営業 炎天の下一万歩 見るも無残な汗だく男に
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すれ違う 憂いと安堵 織り交ぜて 密かな微笑み 投げかけるひと
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生きるとは シンプルにして 奥深く 答え合わせを 求めてやまぬ
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天日干ししたかのようにふかふかの猛暑日の部屋万年床は
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皆を幸せにするため舞い降りた天使のデスマスクを落札す
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幼きに ヘタレと姉貴の 声聞きし 小原女史征く 盛夏の敬礼
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推してもダメなら退け、その界隈から。残高よく見ろ、破滅すんなよ。
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猫の老い 我のそれをも 追い越して ずっと一緒を 願う毎日
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冬頃は鴨白鳥の賑やかさ蝉時雨さざ波を押す夏沼辺より
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夕暮れに 照らされ はしゃぐ子供らと 金に煌めく わらび餅の涼
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熱砂の如く、暑き真夏、気温は体温越え、汗も出ず
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ねことねこ 毛づくろいし合うときもあり セルフのときも シンクロ愛おし
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あれこれを詠み込みたくて指折るも句数が増えて短歌とならず
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宿題を手に手に集まる子供たち 家より出きる寺子屋ならば
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水筒の麦茶ごくりと喉通り 体の熱をすこし待ってく
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買い求め花瓶に挿した赤ダリア 憎らしいけど酷暑に似合う
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イマドコだ?石で背中を焼いた夏 川触れ魚になった夏
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日傘さす小学生の下校時に 照り返しまた強くなりけり
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国道の流れる前照灯あかり 映る顔 「ホントにいいの?」と腕の中の君
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窓際に落ちる朝日の眩しさに泣きじゃくっては苦しみ抜いて
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アオハルな日々よみがえる 元カノと 画面の向こうのそっくりな君
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改札で背を向けた時ねじ切れる私のからだと始まる余生
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愛は水どんな形も許容して結果的には蒸発をする
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総武線転がるペットボトルにも我が子のように接している彼
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洗濯をしてよいシルクの気軽さであなたと別れたわたしはきれい
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おいお前 誰じゃお前は名を名乗れ ホンマに誰や しばくぞマジで
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