エライさんお偉い人のことらしい故郷くにじゃえらいはだるいしんどい
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長袖で散歩に出たら暑くなり 捲った袖の煩わしきかな
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ハゼの木の影で休憩 風だけは 初夏の涼しさ孕む昼過ぎ
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苔むした土を掘っては種を蒔き 何かが咲くようお祈りをひとつ
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何気ない 日常の時間とき 安らぎと 静寂の空に 雲が過ぎ行く
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大声でBling-Bang-Bang唱えても広げたノート真っ白なまま/宿題やれ!!
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若き脚 駆け跳ぶ夕陽のアスファルト 初めての君を想えば知らず
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時の瀬に 流されて今 初恋は 夏を求めて ただ君を待つ
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キミの煮るカレーうどんの匂いち 我はトマトと卵でいいかな
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この惑星ほしで 誰も彼もが隔てなく 同じ空気を吸っては吐いて
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日に焼けた 跡の理由を 僕だけが 知り得る愉悦 いとし想い出
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葉溢はこぼれの 木陰で涼む 土曜日に ベンチで二人 風の凪ぐまま
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おひるすみ ねこベッドにて 姉弟ふたり寄り添い ナデナデすると 寝息がふたつ
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奇跡かな テーブルに落ちたカツオブシ(欠片) ねこにペロっといかれず一晩
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あいたいよキミの言葉に癒される 上手くやってる夏には帰る
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階段をおりる途中にスマホ見る 今頃気づくキミの返信
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あっいけねガスの支払い忘れてた またコンビニへビールも買おう
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君がいる。膝ですやすや眠ってる こんな幸せ他になかろう /「愛犬」
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コンビニで晩飯買ってアパートへ 2階へ上がる階段の音
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ミスをしてトボトボ歩く帰り道 ふと見上げれば満天の星
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朝ごとに向こう鏡に懐かしき母の面影六十路むそじの我が
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人を知り 人に愛され けだものは 人になりゆく 心地するかな
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口論ののちに届きし母の日の濃い紫の花は沈黙
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楽しんで気付けば三百詠んでおり アイコン変えて気分新たに
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6DoFろくどふの諸手におはす観音が千の世界に伸ばすてのひら
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さざ波と眩い日差しが責め立てるお前が殺したお前が殺した
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黄の薔薇を花瓶に挿してわたし言う「嬉しいものね」カーネじゃなくても
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今日は鯖キャベツあちらと見比べて巡る手間ひま自分事はまた
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いきなりの 訃報に接し こころ乱れ 皐月の空に つと手を合わす
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木の枝でウグイスの鳴く山際で、絶えることなく朝霧煙る
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