目覚ましを 合わせなくても 目が覚める 朝は結構 弱かったのに
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母親は過去に与えてくれた人娘の怪我にごめんねと言う
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独身と独居女性の差を言えば傷の手当を一人でする事
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軋みゆく耐えきれなかった壁そっと気にするように近づいた蜘蛛
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気に入った傘はふつうの透明の色をしながら僕だけの傘
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こぼれてく笑顔は床に飛び散って慌ててももう返らない夏
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道端に何もできずに横たわるばらばらの骨むきだしの傘
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夜の手はそっと優しい触れ方でいつも地球を包んだ布団
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モヤモヤをグッと飲み込み微笑んで 罪悪感を君に植えよう
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どうしても忘れることが出来なくて 刻んで煮込むミネストローネ
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君よりも誰かを愛すことはない 無人電車で瞳を閉じる
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鉄板のお好み焼きが爆ぜている 昔は守って焼いていたっけ
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ママ、ごめん 料理はうまくなってない 調味料類いいのにしたの
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オムライス 味の決め手は上等なトマトケチャップ これにつきます
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手料理は技術と資力で決まります 愛じゃないのよ ごめんなさいね
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灯籠の明かり散らばる千鳥ヶ淵 父の御霊も帰ってくるかな
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言葉は香る。カシミヤの柔らかさだけの文末にkissしてピリオド
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便利さを欲する世にてただ願う触れる紙の本消えぬこと
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マティーニをメイド喫茶で頼むようなハードボイルド死ぬまでずっと
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眠剤が効いてフワリと眠くなり 貴方を想い枕抱き寝る
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声上げて泣いたのなんていつぶりか 心の底から恋をしていた
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ディーラーの 整備士さんは 本音では この古い軽 好きだとのこと
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付き合いで 新車の軽を 買いたいが まだまだそれは 先の話だ
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母のため プレゼントした 外車より もらった古い 軽が壊れず
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このとしで第2のアオハル謳歌おうかした ありったけの感謝を貴方きみ
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この短歌うたを投稿する日が来てしまう ずっと前から準備していた
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来世では一緒にいよう指切りし そしてふたりはそれぞれの道
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別れの日いつか握った手のぬくもりを 思い返して一人手握る
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ねこは じゆう自由! きもちをきりかえることも じょうずなんだよ まねしていいよ(おかあちゃん〜)
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愛欲が血潮をめぐり咲く花はこの一瞬を永遠にする
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