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長月も半ばを越えて法師鳴く季節の判決告げるが如く
17
捨てられることを恐れるお前こそ捨ててやるのが我が痛快
5
フライング百均が売るカレンダー趣もなく鬼まで笑う
13
なぜいつも次は病院だよと言う 早いと呆けも治るらしいよ
11
千代紙ちぎって千切り絵描く裸の大将放浪記観て真似
11
リスカ傷見せびらかして気を引いて馬鹿な男はそこに群がる
4
永遠は無いよ。未来も過去も無い。 ただ
現在
(
いま
)
を見て。私と生きて。
7
階段から飛び降りたとて生きているしぶとき女いっそあの時
4
指先で触れて赤面純な歳に校庭回るフォークダンス
10
不幸自慢孤児院育ちのあの女それが何だと言いたいんだよ
4
メンヘラめ他に他に依存先見つけたか我は用済みごみに捨てられ
3
丁寧じゃない暮らしでもいいじゃない 鍋からすするうどんは熱く
18
行楽地どこに行っても人・人・人 だけど
100%
(
ひゃくぱー
)
皆が笑顔
13
旅先はツクツクホーシの
声
(
ね
)
が響く 残りわずかの夏を
惜
(
お
)
しんで
19
敬老の日には うっかりメールせぬ 義父・義母 まだまだお若くおわす(義妹ちゃんの
子供
(
まご
)
達と楽しくお過ごしであろう)
11
君が待つ映画館までゆく道の三十六分間さえ愛し
16
久々に日に一万歩あるいたらやや疲れてたがそれに慣れねば
12
木がくれたチップとおもい持ち帰るギターケースに落ちたモミジ葉
21
瓦解するホメオスタシスの闘争は未来における淋しさの意味
6
老人の来し方やさしくつつむよに ポン・デ・リングのふんわりとして
14
秋探す 夕の陽のジョグ 息急いて 脚止め迷う夜道かな
7
背に受ける風がいつもより冷たい貴方が感じていたはずの風
5
会議室 彼が吹いてた口笛の 曲は確か「雪だるま作ろう」
10
おじさんはうちのピアノを運び終え ピアノ教えてくれと言ってきた
8
北の果津軽の国の
立佞武多
(
たちねぶた
)
生身を得たか尊富士立つ
9
練習後 見上げた空に鳥が舞う 「うれしそうだな」先輩は言う
14
パーティーが終わればひとりまたひとりしずかな影の一片になる
6
ぱっかーん あんよひろげて ねんねする あんしんしきって かわいいねこたち
16
寂しさに名前をつけよう昼下がりきみの名前を呼んでしまった
7
そやけど近所の爺さん 市から何かもろてたな くれるんやったらもろてもええで
8
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