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「竹笹も花実は咲いてから死んだ」めざめるたびに何度でもいう
6
遠くには屋久島も見ゆこの岬に立てば悩みも果てに消えゆく
11
宮島は御とぐいせりと 音に聞くからすの子らも聞きて伝えむ
4
差す西陽徐々にさら西かたむいて陽の入り早く涼む夕暮れ
13
黒髪を明るい色に染めたのに僕の根暗は治らなかった
13
赤ペンが入った志望理由だけ詰めた鞄で膨らむ
不自由
(
じゆう
)
9
いつまでも見つめていたい顔がある太陽なんかにならないで
5
消しゴムのカスの玉見てふと夢想星の出来るは似たりしくみか
9
彼岸花同じ花なら曼珠沙華
故郷
(
くに
)
ではこれを
数珠花
(
じゅずばな
)
と呼ぶ
20
駆け出したい程に待ってたコーラの季節 来たと思えば弾けて消えた
7
自販機のお釣りレバーを下げる 千円をひゃくえんだまにするため
3
千円をひゃくえんだまにしたいから自販機探す旅に出る僕
7
今日こそはかぐやにモノを申したい 愛をなめんな いや、やっぱムリ
8
千円でお釣りがくる旅 行き先は 本の数だけ今日は異世界
12
青空がこんなにも近い でも何故か 不安がよぎる足元もぐらり
5
夏暑く秋の到来願いしをいざ来てみればもう夏恋し
12
人の手を借りずに芽吹いて逞しく 花壇から出る世界を知る為
7
目の前の やらなきゃならぬ わかってる 見て見ぬふりで 夢の世界へ
12
よちよちと歩いてた時は合わせてた 歩調を今では息子が合わせ
10
高くなり 思いのままに 買えないが 新鮮野菜 身体が欲す
9
階段を降りる時には左手を 添える手すりにいつからだろう
12
悪いクセ「頑張り過ぎ」は直せない「ほどよく」なんて難し過ぎる
16
どうしても三十一文字が出て来ないそんな時ってうつに似ている
14
ハミガキも出来ないほどの無気力よ ゴミ出しひとつ覚悟が要るぜ
18
知っているこの世に私は不必要それがいいのだ無駄こそ愛せ
5
君の足ぐんぐん伸びて追いつかずばあばの歩みばあばの財布
7
庭の隅 吾亦紅咲き 静かなり こういう人に我はなりたし
11
この橋は落ちないのかと思うほど三連休は人でいっぱい
10
亡き叔父の剥きし栗たち冷凍の 面影残る渋皮の茶
14
久々に向かい合わせに座ったら息子の頭白髪数本
11
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