‪他の子に向けるやさしさ全部ほしい私は恋をまだしたくない‬
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泣き叫びそれでも通らぬ言葉あり 負けてたまるかお前らなどに
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山戸なる修験者だけが救い上げ 不祥事だらけに眉をひそめても
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ちり集い星生まれるとするならば死んだら星になるのも道理
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たまきはる命はかなく「死と乙女」聴く小夜ふけてあはき菊の香
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お友達とピューロランドに行くゆめを見てイヤリング作る休日
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宝石のようなくれよん前にして使えないまま時が過ぎてく
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白鳥の飛びゆく様の隊列に 混ざれない子もいるのだろうか
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泡沫うたかたの 生まれてぬる 一刹那せつな ればこそ咲く 花は美し
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逸早くふすぶ炎に胸焦がし立てる煙は華と昇るる
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打ち込んだ言葉もいつか消え失せる 意味がないけど 切実な泡
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気がつけば圏外になるWi-Fiの誰とも途切れた不安と寂しさ
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一時間以上なめてるアメよりもガムが長持ちすること知った
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‪「恋愛」も「夢」も「わたし」の栄養であって「そのもの」ではないんだね‬
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魂をかけた恋愛が終わって夢も失うのに生きている
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‪あのひとが好きだと言った曲ばかり溢れるりれき一人カラオケ‬
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しぐれ降る生駒の山の峰かくれ見ねど恋しき君がまなざし
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冬の風 いつになっても 慣れなくて 悲鳴に聞こえる 誰かの悲鳴
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泡沫うたかたの名に似合いしは短歌みじかうた いつか消えゆく心の墓標
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いずれかはこの身も朽ちて消え去るがこの苦しみはどこへ還るの
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「一人でも生きてゆける」と言った日にゴキブリが出て途方に暮れる
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秋風に ふとほとほりし わがこころ もて煩ひて しのぶるは
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いずれまた生まれるならば何もない泡に生まれてすぐに消えたい
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夕焼けが美しいほどさびしくてカップ麺だけひたすらすする
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叫びたい言葉を何度も飲み込んで 黒い固まり腹に溜め込む
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人間を愛せはせずに犬を抱く 愛を教えてくれた命を
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鴨川に闇がひやりと溶けていくしっかり食べてゆっくり寝てね
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生きるのにこれだけ力がいるなんて知りたくなかった大人になって
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垂れ耳を持ち上げなんども「いとしい」とささやくけれど屁で答え犬
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僕はもうきっと寂しくないだろう何故なら君がいてくれるから
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