テレビでも 擬似体験の 旅気分 電車 駅弁 お遍路の旅
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夢うつつ 想い出の奥 亡き母と 今を生きる義母はは 我省みて
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五月病 治療で二秒 ねこを吸う 予防のねこも 処方してます
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短歌とは非経口型の精神薬 サッととろけてすぐに効く
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いつの日か君が旅立つ日が来ても ダイヤになって戻って来るよね?
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人の手を転々と渡り宝石いしたちは 冷たい岩の狭間を夢見る
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億年の眠りから覚めて削られて 名前や意味や価値を付与され
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輸入菓子 外すとツライ 大容量 無になり食すがなかなか減らぬ
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とりたてて 何を望むでもなくてただ そっと側にいる ねこが愛しい
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五歳児は自分のことを「オレ」と言う イントネーション作る可愛さ
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「社内試験受けてないからなのかしら」担当ライン移るベテラン
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紅白で花弁いろどり母の日の色待宵草ゴデチアは咲き
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二合炊き大小八つ握り分け焼きおにぎりが母の日の昼
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初夏は小さき手からこぼれおり園でもらった種を子は蒔き
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雨空に 悲し気な空 草木にも 我が大地にも 恵みの雨と成り
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こんなはずないと汗かく試着室サイズアップで楽な生き方
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風薫る季節装う花の名を妻に言問う…はて、何度目か?
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マルドロールの歌みたい わたしはこうもり傘あなたはミシン
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行き先も みないで乗った 電車には 笑うあなたが 陽だまりだった
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降る雨に樟の葉あをく 放ち得ぬ言葉の 数多あまた沈みこごりぬ
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降るまえに四角に開く傘をさす少女は残る時間知ってる
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わがままを通して得意になるよりも 感謝しあって生きていこうよ
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始めたり 君が好きだと 謂ふアプリ 好きな人の 好きなことまで
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塵芥回収所で寝たいきっと灰になれるだろこんな私も
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脱ぎ替ふる習ひも断ちし墨染の袖に風待つ夏は来にけり
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夏六日排水トイレ昼は不可在宅要請工事が可決 /排水管更新工事・苦行
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難航す 踏んだ地雷の 後始末 踏まれた地雷と 表裏一体 / 漢字多め
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母が恐ろしくからオーケストラの個室でわんわん泣く夢を見る母の日
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もう慣れてしまった弁当箱全てが日常に習慣に細胞に成る
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天穹に慈雨の合間で風が鳴る 僕も泣こうかポルノグラフィティ
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