モエカさんの歌う「痛くて仕方ない」にしかない痛さ 留めて
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夢で見た箱の中身がなんなのか知ったらきっと世界がおわる
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毎朝の笑顔練習板につき化粧落としてもマスク剥がれず
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月齢に頭痛の熾火おきび植えられるあらしの頃に極大となる
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いつの日か連れて行きたい函館に 百万ドルの景色を君へ
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函館の夜景の価値は幾許か 言わぬが花よ今は円安 /「百万弗」
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上の階お邪魔した時気が付いたきれい好き過ぎ毎夜ドタバタ
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人よ聞け。どんな事件の被害者も 見世物に非ず傷は痛い
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今駅で電車待つ人全員を突き落としてでも座りたい帰路
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口ずさむ「私は最強」adoの曲 歌を心に音感何処どこ
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国益をかざして続く人命や人道無視の軍事侵攻
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頭痛餅?奇をてらったか商品名私売るほどモチ合わせてる
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そう言えばあざとい女が幼少時「泣く訓練」をいつもしていた
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きみが為寝る間も惜しみ見守った かえる卵は御玉杓子の /「卵黄」
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この道に どういう夏が 待ってても 群青色に 染まっていたい
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黄昏誰そ彼と問うても応うる声はなし 烏もとうに山へ帰りぬ
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知古が言う、来月本を出すのだ、と お目出度いやら羨ましいやら
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買い物に行けない時の救世主 冷凍していたミートソース
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雨の中予約の歯医者を訪ねれば混んでる歯医者は雨でも混んでる
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晴れ上がり見上げた空によい(宵/酔)迫る 今日の西日は柑橘の味 /「スクリュードライバー」
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焼け払う 野原の山に 遠吠えに さざなむ町にて 横目の彼女
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雨上がり 筋雲の中 ひさかたの[枕詞] 飛行機雲が 斜めに走る
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帰り道、まだお日様の顔見えて 明るいはずなのに何だか寂しい
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晴れ間差し ちま猫ちゃんのおめめが「カッ」べらんださんに スズメさんきた!
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落陽が濡れた石段降り注ぎ 神社に誘う赤絨毯ね
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俺は勉強もスポーツもできると言う彼を彼は嫌い
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雨音がやんで晴れ間が見えたとて君のかいなを枕に微睡まどろむ/雨音Side-B
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雨音に包まれているこの刹那君の寝息をかいなに抱いて/雨音Side-A
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曇り空 眠そうな顔で ねこたちは おそとのカラスさんカーカー 耳をすませり
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百円で4、5本入ってる髪ゴムは そりゃたまにはね 3日で伸びきる
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