私とは別れることができなくてここであなたを見送っている
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ストーカー規制法でも防げない 私が私につきまとうのは
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梅の花 鶯の鳴(ね)に 咲き乱れ  寂寞の余に 暇も告げず
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息を呑む 吉野の桜 並木道 歩む未来も 君と共にと 
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どす黒い怨恨ルサンチマンいだかせてなおも輝くきみのしろい歯
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薔薇いろの手のひらいっぱいありがとね、砂のとけいを逆さにしたい
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白壁に雨がつたって泣きじゃくるおらが学舎キャンパスまた会う日まで
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会社にはレモンを毎日置いてくる退社後に木っ端微塵になってね
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春雨に流れた花がビニ傘に貼りついていま返り咲きかな
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勝たねえとこの先ねえぞと分かるまで死人はずっと死人のままで
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風呂上がりアイスかじってテレビみる半分あたしの君へ、バイバイ
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ドパミンは中毒になる大豆よし瞑想もよしただ寝るもよし
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御先祖に護られている手相だね。金運あるとは言われなかった
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退院後忘れ去られたヨガ再起 錆落としする関節の歌
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雨の夜窓をそっと開けて呼ぶ おいで、退屈。一緒に寝よう
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我が歌に身近な人は出てこない はぐれ猿でも鳴き声は出す
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空想のウサギ飼ってた 「要らない」と捨てるのもあり 空想だから
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愛すほう 愛されるほう どちらです? 愛し続けて 死んでいきたい
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離れても 見上げる空は 同じ空 それでじゅうぶん じゅうぶん幸せ
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好かれないことより嫌われる方が怖いから僕はここで見てるね
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巣立ち前 最後のごはんは 外食で おふくろの味 恋しくなるから
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10cmヒールのブーツを竹馬と呼ばれた 私は君が好きだよ
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理論上 何度言っても良いはずの告白だから 明日も言うね
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会えるなら毎日にでも会いたいよ 次に来るのは2年後にして
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話したり写真を撮れたりするだけで幸せなのに それなのに僕は
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春の雨は 夜の空気を閉じ込めて 海はあったと 思い出させる
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君からの 言葉が全て言い訳だ あの日々はもう 過去になったね
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部活動 学部学科
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年下の女の子から貰ったよ 僕が見たことない君の写真
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「僕もだよ」 一言だけで癒される 今日はもうただ ひたすら寝よう
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