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花びらは風に吹かれて土になる蛇口のように曲がった心
3
飼い猫を抱いて里山眺めればみどりごだった我が子の重さ
3
満開の桜もすでに散り始め老いが臓腑に染み込んでくる
1
春の陽に光る瓦が眩しくて心の海も穏やかに凪ぐ
3
朽ち落ちし窓を目に持つ廃屋に絡みし蔦は動脈のごと
3
ザンバラとぶっきらぼうに枝は伸び空が刺されてとても痛そう
4
冷たくて白く光った秒針よ刺されもしたし刺してもいたし
1
数本の床に絡まるケーブルよいろいろあって今があるんだ
3
魂に鉛が取り付けられている 目には見えない疲労の質量
5
改心しマトモな短歌作ること誓約します。四月一日
5
この木には赤き小花ぞ咲きたると思い起こさる春の小径ぞ
1
棄てられし瓶が割らるる音を聴き 四月の風邪に喉を灼かれて
2
街中はネオン渦巻き我らみな訴求の海に溺れゆく貝
7
吹き返す花の盛の明日香風采女の袖や香らせにけむ
3
幾世経ぬ奈良の都の八重桜落ちこそ積もれ礎の上に
3
嘘つけど大した嘘にならなくて大人に成ればただの平日
8
新聞の人事異動の一覧に探してる君の名に逢いたい
5
青い空 満開の桜 右手上げ 空にむかって 君の名を書く
5
エイプリルフールに交わす嘘が嫌い SNSをそっと閉じる日
4
窓側はゆずりますよどうですか? たのしいですか、昼間の海は。
3
「マイアプリ」ギガの確認取り込み中取り込んだまま四月を迎える
2
「海すごい!」なんて貴方は陽だまりで笑っているから俺はうれしい
4
やったあと言ってないとか忘れてはこともなさげに言うやつばかり
1
仕入れしてまた仕入れして売っていた在庫一掃閉店セール
4
嘘つきにダマされやすい人なので四月馬鹿とか致しませんよ!
4
許すとか許さないとかじゃなくって猫に恥じない暮らしをしよう
7
土の匂いあふれる春の道行きは冬になくしたものばかりみる
2
言い訳がきかないほどに春になり車窓には青白磁の空
6
エイプリルフールに出会ったぼくらは嘘を投げ合い生きる運命
10
行き場ない 迷子の気持ちと 手をつなぎ 耳を澄まして 道場の朝
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