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目を細め 赤か青かを確かめる 遅れを取って渡り始める
6
「いいことがあったの。」晩酌するきみは 〝いいこと〟が何か おしえてくれない
9
努力して 結果が出ない
残酷
(
ざんこく
)
さ
悔
(
くや
)
し涙に ついもらい泣き
9
色恋と 言う名のダンジョン やみくもに ひのきのぼうを ただ振りまわす
6
寂しくて 深夜につけた プレステの コンテニュー画面 貴様も敵か
3
のど越しが たまらないのよ 炭酸の ワインソーダと 洒落こんでみた
11
二度見する 最高気温 明日もまた 体温超えに ダウン寸前
12
夕飯を娘と食べるこの時間きっとこの先思い出になる
12
わたしなら きっとできるわ あの月を まっぷたつにして 永遠に夜
2
日焼け止め塗る時の手のベタベタか、シャワー浴びるときのヒリヒリか。
4
月よりも明るく照らす街灯の照らすベンチに座れない側
2
流通にのらない個人の野菜から運命的に会えた青虫
4
おとなしく雨粒吸った水たまり跳ね方忘れ温いコンクリ
2
6
月の祭りのように見過ごされ阿呆も踊らぬ既読の言葉
4
もてはやす呆れるようなその言葉ひもで縛って海に行きたい
2
終電にキャップ、短パン、スニーカー姿のじいさん なんか決まってた
6
ちま猫ちゃん すまほしょるだー おしつぶす たなのうえとか いごこちいいニャン
11
生きているあなたの頬に触れたくて私はずっと眠れずにいる
5
簡単に泣かぬ娘の目に涙
詩
(
うた
)
さんが泣くところ見たから
8
幾日も会えずじまいのその間君の知らない「私」が増える
8
風呂上がり濡れた髪の毛乾かせば昔のことがふと蘇る
5
「読みますか
?
」 君が薦めた 岩波を 枕元に置き 表紙を撫でる
11
四年経ち若き世代の活躍が今を盛りの夏と重なる
5
四年後を語り始めるメダリストその頃君はまだそばにいる?
4
耂覇へと歩めばひとはすこしずつ頭足類のきもちがわかる
5
成虫のわずかな間で連れ合いを見つける蝉にコツを聞きたい
8
私今日車買ったわ突然にそこから何か変わる気がして
6
今朝抜けた乳歯とモロコシひと粒が 似てると知った吾子の発見
15
「こちら当店の1番人気です」 遮光カーテン勧められ 希望も光ももはや、
2
苦労のない きれいな手の甲 わたしだけ 生きていくには あまりに脆い
7
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