おろかなり たもと須魔補スマホ 眺めては 指でつつきて 時ぞ去りゆく
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木漏れ陽の こもれびの 道行く人ら お互いに 掛ける挨拶あいさつ 山のたのしみ
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客人まらうどの去りて静けきくりやにて赤葡萄酒の赤きに沈む
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戦争も飢餓もなく日日詠みてゐるしあはせはこの頁の歌歌
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はつかなるこゑにも揺るる蠟燭らふそくのちひさき明かりのちひさきほかげ
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問い掛けに隊伍の解は参集しマンデルブロの海岸を征く
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平成を終わらす雪に背を向けて「オッケーグーグル、わたしと死んで」
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ドロップ缶さいごのひとつかみ砕きわたしの骨はこんな冷たい
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ただ生きてつられつられの毎日を見えぬ未来に費やす悲観
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寂しさに骨があるならきっとぼく無理やり骨を折り続けてる
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そうなのか 篠津運河と言うんだな ここから見える あの水路って
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TLに萌え絵と自爆テロ並び等しく消費される日常
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さみしさはわたしひとりのものでいい下腹部の傷はちゃんと閉じてる
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いつまでも親の呪縛がとけなくて夢の中ではまだ反抗期
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鐘のおとの消え行くさまを眺めてもで来るものは 君の無き秋
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天翔る銀河鉄道のおと響く 白きわだちを窓に降らせつつ
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金鏡の空ゆくものぞまみえなむ  届かざれども影だにうつらば
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秋の夜の千夜の八千夜の通ひ路の迷宮の果ての夢はまぼろし
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星なのか星屑なのか屑なのか天に流れて示してもらふ
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しあはせの青き鳥すむとりかごに何もあらずと云ふ人あまた
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家のなき人と蠟燭らふそくかこみつつ七面鳥の受難日に謝す
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空白をうめるすべなど知らなくて瞼閉ざせば柔らかなやみ
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財布、鍵、携帯、ハンケチ などといふ  はづかしくなき  私の全て
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思い切り笹薮の中 突っ込んだ 雪降る田舎道 人気無し
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この世をばわが世にあらず望月の光は吾にも降りそそげども
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永遠はいらない冷えた君の手をあたためるだけ、あたためるだけ
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蟋蟀こおろぎは死にぎわさえも冷ややかでユーモレスクを弾き去りてゆく
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食べちゃうぞ また食べちゃうぞ 食べちゃうぞ 箱入りパルムはヤバイ! 悪魔だ
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夜一夜仕事終わらぬ朝ぼらけ なんのこれしきなんて言えない
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ねこよねこ いまはどうしているのかよ さむくはないか はらはすかぬか
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