Utakata
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烏有
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我が物で語って聞かす詳らか誰かの感情借りてきている
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野を焼いて凍える山を越えたなら星に願いを海で死にます
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初雪の中を進むのは昔の何倍くらい憂鬱かなぁ?
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白黒の熊より君を保護したい日本恋人保護協会
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目を閉じて目が覚めたとき気狂いになっていないか不安なんです
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シャッターやシャッターなどが名物のゴーストタウン住み心地ペケ
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狂瀾の中で手を取るふたりにはただ離別だけ恐ろしかった
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信用に足らない記憶だけ頼り探しても探しても何処にも
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システムに組み込まれてる生物の取るに足らない喜怒哀楽よ
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酸性雨超高層の森の中濁った水に模造の魚
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星の数とも言えそうな起因と眠れない夜のシューゲイザー
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我が為に道を開けよ恩讐は焔に唸る鉄馬となって
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配線を繋ぐようにはいかなくて試行錯誤の策も尽きたり
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獣よりけだものじみて暗闇に紛れ込みては人皮を剥いで
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銀色の左腕が薙いだ砂の城夢も見れない夜の街では
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この先に進むべからず札立てて我が身を守りまたひとりきり
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今日だけは許されていい願うこと祈ること「ただ眠りたい」でも
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両の手が塞がっていて拾えないはぐれ手袋雪に埋もれて
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彼の川を渡る意気地はまだ無くて娼婦みたいに抱いていてくれ
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円盤に針を落として珈琲淹れてあなたを待つのもこれで最後
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亡骸になってもきっといつまでも歌っているし愛してほしい
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誰の耳にも入らないくしゃみした夜はひとり寂し寂し
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少年のまま大人にはなれなくてただ小器用に足を取られる
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夜明けにはタイムラインを流し見てあなたの起きる時を待ってた
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吹き荒ぶ風皆々を薙いでいき野分は辿る主無き天
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冬ざれに人を切り捨て修羅羅刹我見て人は鬼と言い捨て
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神仏に縋りたくなる気持ちとは裏腹に指立てて睨め付け
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顔濯ぐ最中に顔を出す乳首用もないのにご苦労なこと
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ふつふつと粒立ちながら起きてきて立ち上る湯気モーニングセット
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ついさっき生まれたような気のままであと何日を生きるつもりか
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湯上がりの肌が痛んだ隙間風よりも冷たい客観の圧
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