生まれるも死ぬるもひとり人は言うならばひとりの練習せねば
6
正義など強く押し出すものでなく後ろめたさと同居しながら
7
いつまでも残暑居座るこの季節二十歳で逝った従姉妹がいたと
4
そうだよね無料プランは広告が出てなんぼよねだけどストレス
11
この世には母さん選び降りてきた言葉巧みに操る娘
10
現代いまの夜も平安の夜も唐の夜も月を愛でるはずっと変わらず
10
腰椎の病でなくてよかったと腰痛が幸せになるとき
5
「これあげる」寝込む母の枕元 ぬいぐるみ置く君の優しさ
9
何をすることもないけど何もしないよりは何かしてる人生
4
仲秋と残暑のはざま彷徨つて結露でくもるコンビニの窓
10
体に良い ものに囲まれ 羨ましい 高山植物になりたい
6
赤色の彼岸花まだ咲かなくてらしくないよな彼岸の入り日
18
人型の ウエットスーツ 脱皮して 高山植物になりたい 
6
草刈りの 機械の音が 木霊する 澄んだ秋空 線路に沿って
8
煮た栗で母の作りし栗きんとん 深き味わい九十過ぎの
11
乾きかけ少し崩れた心持ち 吾の人生の終盤スタート
5
月探し空眺むれど見つからず 軒下の闇に夕顔一つ
8
「グゥ」となく ねこはいろんな キモチだよ あまえたいとき ふまんあるとき
11
朝イチで 小指ぶつけて ツイてない? いいや本日の不運はおわり(ぽじてぃぶ)
15
幸福や愛という名を持つまえの感情が月にだけ落ちている
7
帰り際こっそり小遣いくれた義母はは 微笑む写真を今日も眺める
34
「受かったよ!」弾んだ声が忘られぬ 電話口に見た息子の笑顔\思い出
20
二十年ここで寝たんだこのベッド 嫁ぐ日近し涙あふれる\思い出
20
羽ばたけば風身に纏う記憶だけ翻してゆく夏の蜻蛉
17
陽射し浴びコラムの欄を書き写す2B鉛筆手に馴染みくる
20
今日こそは早く寝るぞと涙した 決意の朝はどこだ深夜よ
5
蝉がいない毎年亡骸拾うのに短い生涯どこで過ごした
9
アムロちゃん真似て眉毛を抜きまくり現在いま眉メークに四苦八苦
13
「最近の 音楽は酷く つまらない」半世紀前から ずっと言ってら
5
アイラブユー イッツルーイングマイライフ Fortniteを 泣きながら聴く
5