背を正す余力もなくば生きかねる 力まにゃだめか 楽しちゃだめか
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吐き出した涙産まれのユーモアは春まで届いて冬を越させし
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君といると心ふわふわ いつだって普通でなんかいられやしない
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六畳間照らすまあるい蛍光灯 眠れぬ少女が縋る満月
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猫は寝子 どんな夢を 見てるやら 日々徒然 悠々自適
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‪魂の洗濯をしてよれよれにならないのかなパンツみたいに‬
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どこかしら 隙があるから いとおしい コケる日もある 人間だもの
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寒いほど星がきれいに見える冬 自販機ココアと共に旅する
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「だつこして」むづかる吾子をたかだかとかかげてみれば冬空の青
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生きてほしい 祈りは欲の昇華だよ 私が君なら死んでほしい
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ひとりでも何と楽しきテーブルか仕事納めの自由なパスタ
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納まらず納められずも納めよとなお納まらず寒風は吹く
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慣れてると強がりなさるな柔き人たまには怒れ泣いてもいいぞ
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「好きでした」 言えない自分が好きでした 辞書に押し花 もう香らない
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許せないよ 呼吸すること笑うこと 呪いたかったな 幸せにおなり
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キャラメルの甘さに始まりコーヒーの苦さに終わったひと冬の恋
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引いていく波とおんなじ静けさで言葉を紡ぐひとになりたい
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月の闇 誰かの命が燃えてるの だから貴方の 見る目は赤い
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あなたへと想いを寄せるわが身とは普通であるかそうでないのか
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徳積まず 毒は吐くのに なぜかしら お坊さんに 気に入られてる
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メリクリとあけおめの間のひとときよ お帰りなさい静かな時間
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そばにいる男は僕じゃないけれど 祈らせてくれ きよしこの夜
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ファインダー 写っているのは 僕ですか それとも画面の 向こうの誰か
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会いたいと 電話の先で 君が言う 翼がないのを 言い訳にする
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たまきはるいのちなりけり弓なりにからだたわめて雲梯の子よ
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仔犬にも黄色い服を着かせたり 輝くような柚レモンの色
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絶望はブランケットのように僕たちをやさしく包むから 膿む
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名も知らぬ人のことなど気にするな おやすみおやすみ私の心
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真夜中に ハーゲンダッツが 食べたくて 暴挙に出ても いいことにした
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冬休みさびれた駅に子があふれ どこに行くのか ませた子供ら
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