永遠も数多の無限の一幕で生きるも死ぬもパレードのなか
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蒼天へ漕ぎ出せ船よさらさらのリネンのシーツを白き帆にして
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頬 瞼 唇 唇 歯 唾液 舌 順々に火が点される
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心中になる 陽炎に炙られて数えきれないキスしてるうち
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今日もまた路上であたしひまわりにされちゃう魔法をかけられて夏
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愛してる(きっときみではないひとを あるいはきみの知らないきみを)
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寂しさがなぜ胸を刺す 睦みあい白に達するまでの間隙
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憎しみに 脳を焦がした者にだけ えがける歌と 呪いがあります
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唇を盗み盗まれ火がついて笑い話にならなくなって
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届かない手紙を乗せた鳥たちは真珠のいろの雨になります
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よいことがあるはずだった朝だった 双子の黄身の相思相愛
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人間のワイヤーフレーム心臓のあたりに小鳥を一羽住まわせ
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この雨をこの陽を浴びて生きていく私を赦すポカリスエット
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手の中のソフトクリームしたたって取り返しなどつかない未来
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僕たちが 世界を呪う ちょっとした きっかけだった、フルーツサンド
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大美人 天使の笑顔 癒しけり モデル顔負け 映える希望へ
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宇奈月の 水が綺麗な 黒部川 澄んだ青色 冷たそうだな
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最年少 若い漫才 天才な 熾烈しれつな快挙 記録更新
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かまいたち ミルクボーイに ぺこぱなり 漫才ドラマ 輝き笑う
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冬の白雲は 薄い幾つもの筋の様に 流れゆく空の小川
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上澄みをすくっただけのひとくちを冷凍しているだけの人生
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いつかわたしなんにも見えない朝になってふたりをみにくく照らしているわ
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マイスリー あと一錠です あと四日 不安がよぎって また眠れない
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思い出が 少ないうちなら 辛くないかも 多かったなら ・・・手遅れですか?
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辛いのです 会いたいのか どうなのか 思いはチグハグ 心はバラバラ
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帰り道見上げた夜空丸すぎて誰か測って描いたのか月
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「勇気を振り絞って……」なんて言うけどそんなの歯磨き粉が限界
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片足で塀の上に爪先立ち、アイスランドはどちらでしょうか
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ラケットはもう握ってない見てもないレッドブルでは立てないたましい
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おりがみの冠 夜の王国はさびしい子どもの王さまばかり
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