あの人を想えば言葉の泉湧くされどそれでは前を向けず/題『ポエマー』
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好きだった戯言ならず好きだった並び座してた君の横顔/題『ポエマー』
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後ろ髪いつまでもうじうじとそんなこと望まぬあの人多分…/題『ポエマー』&思い込み(笑) 
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草いきれ思い出がふと蘇る雑草に跳ぶトノサマバッタ
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バタバタと愛くるしく行き交う三輪が夢乗せ走った昭和/題『三丁目の夕日』を観て
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報告書 議事録 グラフ 未読メール 君の声だけ薄ピンク色
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一滴の夕立さえも無き日々に盛大降るは蝉時雨ばかり
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初めての夜のマラソン 兄追ったその道のりは 3.64
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乗るだけで沸いてくるのさ香港が のろいボロい可愛い二階建て
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夏過ぎるビクトリア湾 窓辺から眺めてばかりページ進まず
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バス停で「日なたキツイな」父の声 離れた息子は聞いたかしら
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八戸に四年よとせ住みたる俺不勉強 「稲木」彼の街救いたるか(空襲がなかった理由今知る)
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徒歩分 惰性で通う麺屋有り 毎度おいしい毎度うれしい
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卒論で和泉式部の和歌学び 辿ってみたい沢の蛍を
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死んじまうほど暑いからじゃないんだろやたらとセミの静かなるまち
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解説も含めて競技の世界観 スケボー中継に吹き渡る風
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盆踊り 焼き鳥班の熱闘は 美味しい数の 汗ぽとりぽとり
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早々と七日を終えてこんがりと揚がった腹にたかる蟻たち
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『 、。』の返信来たらキモいよね否定しないがそんな時代か。
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じゃがいものスープと食パン お昼ご飯 あれれー?タンパク質はどこかな
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めずらしき 和菓子をキミと分けたいが 要らぬと言われそうなので聞かぬ
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レジ待ちの間にとける氷菓子いっきに食べていっきに冷える
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リスのよう 氷頬張る 夏の日に 一陣の風 乞い願う日々
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光る君五輪とかけて何と解く光り鮮やか陰も数多あまた
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愛しい子 まだ腕の中で寝ている 遠くの空が炎で揺れる
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暑いねの 代わりに想い 伝えたい 首筋流る 汗ほどの好き
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なにもない暗闇坂をひとりゆくなぜだかさみしく思うものだね
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伝えてもただ虚しさが降り積もるこれが恋なら知りたくなかった
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温度計 のぼる数値は うえ空めがけ はためくもの洗濯物と 双璧をなす
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天国へ至る階段僕たちは刻一刻を登って生きる
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