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気がつけば子供ら女房われもまた右手で箸を使って食べる
1
宇治川に流るる花を澪としてさす手も香る春の柴舟
4
浦風の花の梢に通ひ来て空に波立つ志賀の山越
5
下の子が早く寝たので即席のカードで遊ぶ親子三人
4
キッチンの 片付けやっつける前の 動き出すのが いつも億劫
5
絹さやと グリンピースが 同じ事 全く知らず ここまで生きた
5
嗅覚は 憶えていたのね ふと香る
香水
(
か
)
が施錠してた 記憶引き出す
3
帰り際「なんもなかけど…」仏壇の蜜柑をくれる人の温かさ
5
訪問看護師
(
ほうかん
)
は手折りし桜と共に来る最期の春を共に愛でたり
11
君が着たシャツに似てるデザインを横目でチラリ間違い探す
3
すこしだけ窮屈になった詰襟の黒に一枚映える花びら
8
パタパタと俺の邪心を裏返し真白にするねオセロ上手いね
3
ベランダで鳥が
囀
(
さえず
)
るのをじっと窓辺で見つつ猫ナナッと鳴く
4
我慢した今のくしゃみがどれほどに世界を変えた因果の
辺
(
ほとり
)
6
浮きもせず沈みもせずに沈めても柔に抵抗する不気味さよ
2
夏草を押し潰した青が染み込んだ 細い糸 束ね 布を編めよ
5
要するに選択肢が限られていた環境依存の感動だった
2
並ばせて大声を出させたりする自治体主催の啓発セミナー
2
国の歌などというものがある限り、すべての歌は呪われている。
1
「見よ」「聞け」「立て」……どれもが健常身体を前提とした比喩でしかない
1
ゴミ箱に丸めて捨てた紙くずは時間をかけて水晶になる
6
「気付いたら桜に攫われていたんです」にっこり笑う迷子の子あり
4
そびえ立つ堤防ごしに春の海 まだ乾かないこころの涙
7
断定で使っていたから聞くたびにそればかりだよ いつも、きまって
1
口癖のようにあなたが断定で使っていたのだ いつも、きまって
3
今はもう使えるけれど効きにくい それでもだから魔女になれるよ
3
南国のお土産だった小さな瓶 脳裏にちらつく失くした星々
4
この夜に 何を思うか ふらふらと 浮かんでは消え 消えては浮かび
3
店頭の ストロベリー味 目もくれず 冒険しない アーモンドチョコ
5
ウエットは息苦しくも肺胞の悲鳴を聞いて街を満たして
3
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