寂寥セキリョウに暮れて 負いたる背嚢に 我が脊梁セキリョウは ぎしりと鳴れり
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戻れない過去が広がる(波の音)時計の砂はさらわれつづけ
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あなたがいない夜だから約束ね 死にゆくわたしをそっと並べて
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さようなら顔も知らない天使たち きみらの女神はただの人間
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しきたりを 打破することも 必要だ 人の命に 代替えはなし
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酒蒸しで 酔ったアサリが 口開く 今が食べどき いただきましょう
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気持ちよく 風呂場で歌う 鼻歌に エコーがきいて テンションあがる
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ふるき夢 こごりたりける氷山は 死をもたらせり 直ちに避けよ
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しめやかに雪降り積もるエケベリア聖夜を待って濁る恋路よ
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独り暮し 孤独少々 他の星で生きている気分少々
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知りたいを抱えて生きた幾星霜 そうあれかしと願うなどうか
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いつかした読み間違いを集めては無造作すぎて山となるはず
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変化なぞ死に続けてるのと同じだなんてことを考え生きた
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「タイヘンだ」そう思うこと あるけれど いつの間にやら「そういうもんだ」
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冬空の雲雲雲 雲雲雲なんて素敵な空白だろう
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父母と川の字になり寝てみればいつもよりかは深く眠れた
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郷愁はトリコロールの薔薇になる真水と虚無と熱とを抱いて
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先生は成績と評価振りかざし土足で俺の傷をほじくる
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ぐずついた 天気と同じ 今の彼 別れたいなら ハッキリ言って
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ラッシュとは こういうものか あらためて もまれてわかる 朝のストレス
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ためこんだ 息を大きく 吐き出した 乱れた文字が 溢れ出てきた
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「おやすみ」と口に出しては言わずとも心の中で君に挨拶
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午前四時止まった短針永遠のものにしてやれこの夜だけを
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忙しい朝は北国だとさらに雪かきがあり より忙しい
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X「波と風、実在すべし」   Y「主観なき世界で 誰ぞ識るべしそれを」 
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迷ひきて見上ぐる門は緑蔭に銀の海への道開きをり
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地球儀の日付変更線なぞり昨日の君を探しつづける
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携帯の調子が悪く短歌作りユーチューブはちとつらいから
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夕映えに一面散ったガラス片美しさとは千切れた夕陽
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きみたちが滅びた理由知りたいか明日の夜空に答えを映す
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